タイルウィンドウとタブ:いまさら聞けないVim(4)(2/3 ページ)
これまでにVimでテキストファイルを編集するために最低限覚えておきたい操作法を紹介してきました。今回は、Vimでタブやタイルウィンドウといったユーザーインターフェイスを利用する方法を紹介します。タブやタイルウィンドウを使いこなせれば、複数のファイルを開きながらの編集作業がだいぶ楽になります。(編集部)
タイルウィンドウを使ってみる
Vimでタイルウィンドウを使うには、:sp[Enter]か:vsp[Enter]とキー入力すればよい。:sp[Enter]では表示中のウィンドウを上下2つに分割する。:vsp[Enter]とするとウィンドウを左右に分割する。ちなみに、spはsplitから来ている。vspはvertically splitといったところだ。
ウィンドウを上下に分割してみよう。
さらに、左右に分割してみる。
:sp[Enter]や:vsp[Enter]とすると現在開いているファイルを表示しながらウィンドウを分割する。新規のウィンドウとして開きたい場合には:new[Enter]および:vnew[Enter]と入力する。
分割したウィンドウの大きさは[Ctrl-w]+、[Ctrl-w]-、[Ctrl-w]>、[Ctrl-w]で変えられる。それぞれ上下に広げる、上下に狭める、右へ広げる、左へ広げる、という結果になる。[Ctrl-w]=とすれば、すべてのタイルウィンドウの幅を揃えてくれる。
分割したウィンドウの間を移動するには[Ctrl-w]→、[Ctrl-w]←、[Ctrl-w]↑、[Ctrl-w]↓とすればよい。矢印の方向へウィンドウのフォーカスが移動する。また、[Ctrl-w][Ctrl-w]とすると、タイルウィンドウのフォーカスが順番に移動する。タイルウィンドウはせいぜい数個開けておけば十分なことが多い。[Ctrl-w][Ctrl-w]で順番に移動させる方法だけ身に付けておけば十分なことが多い。
開いたウィンドウは「:q」とすれば閉じられる。もちろん、ウィンドウを閉じる方法はほかにもある。自分の好きな方法を使えばいい。
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