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ITパスポート試験(Information Technology Passport Examination)@IT自分戦略研究所 資格辞典

ITエンジニアに必要な各種資格情報を解説する「@IT自分戦略研究所 資格辞典」。今回は、IPAが実施する「ITに関する基本的かつ総合的知識の証明」を目的とした国家試験「ITパスポート試験」を紹介する。

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概要

 ITパスポート試験(iパス)は、情報処理の促進に関する法律第7条第1項に基づき経済産業大臣が実施する国家試験「情報処理技術者試験」の一区分。実施は「独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)」。2009年4月のスタート以来、応募者数は累計50万人以上に上る。

 ITを利活用する全ての社会人、学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識の証明を目的としている。経営戦略、マーケティング、財務、法務など経営全般に関する知識をはじめ、セキュリティ、ネットワークなどのITの知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識が問われる。

 試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行っており、年間を通じて随時実施している。試験会場は、全国47都道府県にあり、受験申込手続の中で選択できる。受験料は5700円(消費税込み)。

 公式キャラクターは上峰亜衣

試験の形式・内容

 試験時間は120分、出題形式は四肢択一式。

 ストラテジ系(経営全般)35問程度、マネジメント系(IT管理)20問程度、テクノロジ系(IT技術):45問程度の計100問。


ITパスポート試験の出題範囲(出典:【ITパスポート試験】〜試験内容・出題範囲

合格基準

 合格基準は、総合評価点、分野別評価点の全てが次の基準を満たしていること。

総合評価点
600点以上/1000点(総合評価の満点)

分野別評価点
ストラテジ系  300点以上/1000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系  300点以上/1000点(分野別評価の満点)


合格率

 平成26年4月〜平成27年12月の累計で、受験者数4万8753人、うち合格者は2万3602人、合格率は48.4%。(参考:【ITパスポート試験】〜統計情報〜ITパスポート試験 試験結果(PDF)

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