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FlashコンテンツをUnityやHTML5に変換、グリーがOSS「LFW」公開:少ない学習負担で
グリーは10月18日、UnityやHTML5に対応したスマートフォンアプリの開発支援ソリューション「Lightweight SWF」(LFW)をオープンソースソフトウェアとして公開した。
グリーは10月18日、UnityやHTML5に対応したスマートフォンアプリの開発支援ソリューション「Lightweight SWF」(LFW)をオープンソースソフトウェアとして公開した。GitHub上で、zlibライセンスで公開されている。
LFWは、独自ファイルフォーマットに基づくアニメーションエンジン。既存のFlashコンテンツを変換し、UnityやHTML5で再生できるようになる。既存のFlashプレイヤーに近い挙動を実現しているため、再学習の負担が少ないことがメリットだ。また、オープンソースとして提供するため、グリー以外のプラットフォームを対象としたスマートフォンアプリにも活用できる。
LFWではユーザーインターフェイス用とアニメーションエフェクト用といった具合に、複数のLWFデータを同時に再生、制御できる。既存のFlashプレイヤーでは実現が困難だった高度なインタラクションも可能という。同社では、北米やヨーロッパなどでリリースしたモバイルソーシャルゲーム「どうぶつフレンズ」や「Alien Family」などの開発にLWFを採用しているという。
グリーは今後も継続的に、LFWを拡張していく予定だ。今回の取り組みを通じて、スマートフォンアプリ開発者やFlash開発者を支援し、開発のハードルを下げていきたいとしている。
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