AWS米東部リージョンでELBに障害、イブのNetflixサービスに影響:翌25日に復旧
Amazon Web Services(AWS)の米東部リージョンで、12月24日から25日にかけてAmazon EC2のElastic Load Balancing(ELB)サービスに障害が発生した。
Amazon Web Services(AWS)の米東部リージョンで、12月24日から25日にかけてAmazon EC2のElastic Load Balancing(ELB)サービスに障害が発生し、米Netflixが提供するオンライン動画サービスに影響が及んだ。
Netflixは25日にTwitterで、「クリスマスイブの障害をお詫びします。最悪のタイミングです。エンジニアが対応中です」と報告。続いて同社のパブリッククラウド技術者が、「ELB(Elastic Load Balancing)がまとめてダウンした。多くのNetflixインスタンスがノートラフィック状態だ。AWSが解決してくれるのを待っている」とツイートした。
ELBはAmazon EC2インスタンス間でアプリケーショントラフィックの負荷を自動的に分散するサービス。
AWSは同サービスのステータスページで、米太平洋時間の24日午後1時50分、北バージニアリージョンで発生したELBの問題について調査していると報告。その後25日にかけて、復旧作業を続けていると伝え、「既存のELBと新規作成したELBの両方のアップデートに影響が出ており、設定変更あるいは登録インスタンスの変更を行ったELBのサブセットにエラーが出たり、トラフィックが減少するなどの障害が起きている」と説明した。
25日午後零時過ぎにはELBサービスの復旧を宣言し、負荷分散がすべて正常に機能していることを確認したと伝えている。
Netflixも同日、「正常なストリーミングレベルに戻った」とツイートし、サービスの復旧を確認した。なおセールスフォース傘下のクラウドベンダ、Herokuもこの障害の影響を受けたが、25日18時に復旧したという。
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