ニュース
沖縄国保連合会、マイクロソフトのBIソリューションを採用:事務処理の効率化を図る
沖縄国保連合会は、「国保連合会ポータルサイト」の構築にあたり、「Microsoft SharePoint Server 2010」と「Microsoft SQL Server 2008 R2」を採用した。
沖縄県国民健康保険団体連合会(沖縄国保連合会)は、「国保連合会ポータルサイト」の構築にあたり、マイクロソフトのBIソリューションを採用した。日本マイクロソフトが2013年5月17日に発表した。
沖縄県内に43ある保険者(市町村など)とともに国保事業に従事する団体である沖縄国保連合会は、保険者の要望に対してさらに積極的に応えられる環境づくりを推進するため、国保連合会ポータルサイトを構築し、提供している。
沖縄国保連合会では、同ポータルサイトの構築にあたって、Webブラウザ上で「Microsoft Excel」のファイルを閲覧できることや、Excelからのデータ分析やレポーティングサービスなどBIに必要な機能が最初から搭載されているなどの理由から、「Microsoft SharePoint Server 2010」と「Microsoft SQL Server 2008 R2」を採用した。
今回のシステム構築により、従来は数カ月かかることもあった保険者の要望に応じたデータの抽出・提供が、数日でできるようになったほか、5年分約4000万件のレセプト(診療報酬明細)データから保険者自身が簡単にデータを閲覧・加工・分析できるようになり、事務処理が効率化した。
今後の展開として、沖縄国保連合会では、医療費の適正化や保険事業活動の充実などへの貢献を期待している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 増加するカスタマの声をAzureで受け止める:トヨタ、カスタマポータルの運営基盤をクラウド環境に移行へ
月間165万人が訪問する自動車専門カスタマポータルでWindows Azure、SharePoint Server 2013を採用へ。ソーシャル系機能の拡充などによるカスタマ発信の情報が増えることを前提に、低コストな運営環境を整備する。 - 基礎解説:ここまで使えるSQL Server Express Edition (1/2)
無償で使えるSQL Server Express Editionの制限とは? 有償版と比較しながらExpressにない機能や性能の限界を探り、どういった用途なら使えるか考察する。 - The Microsoft Management Summit 2013:Azure連携の強化でCloud OSビジョンを推進するマイクロソフト
統一アーキテクチャによるオンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドの連携や、運用・管理の優位性を示したMMS2013。キーノートでは、Cloud OSのビジョンと呼応する同社製品群のアップデートが披露された。 - Hadoopシステムのエンドユーザーコンピューティングをマイクロソフトが考えると? Parallel Datawarehouseのアプローチ
マイクロソフトがMPP型DWHソリューションを考えると? Apache Hadoopベースの非構造データを取り込むことを前提としたSQL Serverのビッグデータ対応はエンドユーザーコンピューティングを意識した内容に。