2ちゃんねるの有料サービスでクレジットカード情報含む顧客情報が流出:流出範囲や原因は「調査中」と
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」の有料サービス「2ちゃんねるビューア」が不正アクセスを受け、顧客情報がネット上に流出していることが明らかになった。
2013年8月26日、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」の有料サービス「2ちゃんねるビューア」が不正アクセスを受け、顧客情報がネット上に流出していることを、運営元のN.T.Technologyが明らかにした。同社は事態を踏まえてお詫びの文書を公開し、クレジットカードならびにビットキャッシュによるサービス申し込みを停止している。
流出しているとされるのは、2ちゃんねるビューアに登録されたメールアドレス、パスワードのほか、氏名、住所、電話番号、さらにクレジットカード番号と利用期限、セキュリティコードなど約3万2000件。ほかに、2ちゃんねるへの書き込み履歴や、掲示板上で個人を特定するための「キャップ」「トリップ」といった情報が流出していると見られる。
2ちゃんねるビューアは、年間3600円からの課金により過去ログの閲覧や書き込み規制の回避、プロキシ経由の書き込みなどが可能になるサービスで、通称「●」と呼ばれている。N.T.Technologyは、流出した情報の範囲および原因は「現在調査中」としている。
なお、同じく有料で、専用ブラウザではなく通常のブラウザ経由で書き込みが行える「p2.2ch.net」(p2)やその購入に使える仮想通貨「モリタポ」の発行、運営を行っている未来検索ブラジルは、モリタポの決済は代理店経由で行っており、社内にクレジットカード情報は記録していないとのアナウンスを公開した。書き込み履歴についても、流出したのは●経由のものであり、p2経由で書き込んだログは無関係だとしている。
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