Amazon Web Services、DynamoDB向け新ツールや新機能発表:オフライン開発可能に
米Amazon Web Servicesは、DynamoDBに関連するサービスとして、オフライン環境で利用できるローカルテストツールと、DynamoDBのデータをリージョン間で定期的にコピーする新機能を提供すると発表した。
米Amazon Web Services(AWS)は2013年9月12日、NoSQLデータベースサービス「DynamoDB」に関連するサービスとして、オフライン環境で利用できるローカルテストツール「DynamoDB Local」と、「AWS Data Pipeline」を使ってDynamoDBのデータをリージョン間で定期的にコピーできる新機能を提供すると発表した。
DynamoDB Localは、DynamoDB APIで操作可能なクライアントで稼働するデータベース管理システム。インターネットに接続する環境が不要なので、例えば通勤列車内や機内などでもAmazon DynamoDB APIを使ったアプリケーションを開発できる。アプリケーションをデプロイする準備が整った時点で、DynamoDBに接続するようコードを書き換える。
DynamoDB LocalはJAR(Java Archive)ファイルで、無料でダウンロードできる。利用するにはJava Runtime Environment(JRE)7が必要。それより古いバージョンのJavaには対応していない。対応するOSは、Windowsのほか、OS XとLinuxである。
一方、定期的なバックアップやデータ移動に使われるAWS Data Pipelineサービスには、DynamoDBのテーブル内にあるデータを、別のリージョンのテーブルに定期的にコピーできる新機能が加わった。この機能は、アプリケーションのバグでオリジナルのテーブルを破壊してしまうといった場合の復旧や、マルチリージョンアプリケーションをサポートするためのDynamoDBのデータ連携などに活用できる。
2013年9月13日現在、この機能を利用するには米東部(北バージニア)リージョンから起動する必要がある。データのコピーは、AWSのどのリージョン間でも可能だという。
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