AWSがNode.js向けSDKのプレビュー版を公開
AWSが「AWS SDK for Node.js」のプレビュー版を公開した。Amazon S3、Amazon EC2、Amazon DynamoDB、Amazon Simple Workflow Serviceの各サービスに対応する。
Amazon Web Services(AWS)は12月4日、Node.js環境でJavaScriptをサポートした「AWS SDK for Node.js」のプレビュー版を公開した。Amazonでは現代的な開発言語およびプログラミング環境に適した開発ツールとSDKを提供する一環と説明している。
Node.jsはサーバサイドで動作するJavaScript実行環境で、イベント駆動型ノンブロッキングI/Oの採用などを特徴とする。
AWS SDK for Node.jsは、Node Packaged Module(npm)パッケージマネージャを使って「https://npmjs.org/package/aws-sdk」のWebサイトから提供する。
パッケージのインストールを済ませたら、コードに読み込んで設定し、サービスインタフェースオブジェクトを作成して、そのオブジェクトを使ってリクエストを行う。
設定は以下の通り(サンプルコードはいずれも「Amazon Web Services Blog」より引用)。
var AWS = require('aws-sdk'); AWS.config.update({ accessKeyId: 'ACCESS_KEY', secretAccessKey: 'SECRET_KEY', region: 'us-east-1' });
オブジェクト生成例は以下の通り。
var s3 = new AWS.S3();
実際の実装例として、次のサンプルコードが紹介されている。
var params1 = {Bucket: 'myBucket', Key: 'myKey1', Body: 'Hello!'}; var params2 = {Bucket: 'myBucket', Key: 'myKey2', Body: 'World!'}; s3.client.putObject(params1).done(function(resp) { console.log("Successfully uploaded data to myBucket/myKey1"); }); s3.client.putObject(params2).done(function(resp) { console.log("Successfully uploaded data to myBucket/myKey2"); });
同SDKは、Amazon S3、Amazon EC2、Amazon DynamoDB、Amazon Simple Workflow Serviceの各サービスに対応する。ライセンスはApache License 2.0を利用している。
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