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「Red Hat Enterprise Linux 6.5」リリース、仮想化機能などを改善ネットワーク機能も強化

米レッドハットは「Red Hat Enterprise Linux 6.5」の提供を開始すると発表した。オープンハイブリッドクラウドを必要とするエンタープライズ環境を念頭に、セキュリティ、ネットワーク、仮想化などの機能強化を図った。

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 米レッドハットは2013年11月21日、「Red Hat Enterprise Linux 6.5」の提供を開始すると発表した。オープンハイブリッドクラウドを必要とするエンタープライズ環境を念頭に、セキュリティ、ネットワーク、仮想化などの機能強化を図った。

 セキュリティ機能では一元管理型の証明書トラストストアを導入し、セキュリティサービスへのアクセス証明の標準化を可能とした。また、米国立標準技術研究所(NIST)のセキュリティ設定共通化手順(SCAP)1.2を実装した「OpenSCAP 2.1」など、先端のセキュリティ規格に準拠したツールを装備した。

 ネットワーク機能では、マイクロ秒単位の精度が求められる金融業界などのニーズに応え、高精度時間プロトコル(PTP)に対応し、高速で低遅延なアプリケーションのパフォーマンス向上を図った。IGMP(Internet Group Management Protocol)によるマルチキャストルータポートのリストアップなど、システム管理者向けの機能も充実させた。

 仮想化関連では、アクティブゲストに対して仮想プロセッサ(vCPU)の有効/無効を動的に設定できるようにしたほか、カーネルベース仮想マシン(KVM)ハイパーバイザー上で4Tバイトまでのメモリを設定できるようにして、Red Hat Enterprise Linuxゲストでメモリ消費の多いアプリケーションを実行する際の処理性能も改善した。さらに、KVMハイパーバイザーをGlusterFSと統合して分散ストレージに直接アクセスできるようにし、Red Hat StorageやGlusterFSで管理するストレージへのアクセス性能を高めた。

 このほかに、軽量コンテナのパッケージと実行のためのオープンソース技術「Docker」を使ってアプリケーションイメージを作成できる機能、NVM Express(NVMe)ベースSSDのサポートなどが加わったほか、単一のiSCSIターゲットに対して255を超える論理ユニット番号(LUN)の設定を可能とした。

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