検索
連載

ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c 「Bronze DBA」試験ポイント解説編Oracle Master 12cの攻め方(3)(2/3 ページ)

例題を解きながら、ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c 「Bronze DBA」の学習ポイントを学びましょう。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

ユーザー、およびセキュリティの管理

例題 MOUNT状態またはNOMOUNT状態のデータベースインスタンスに接続できないユーザーは、どのロール、または権限の設定ですか(2つ選択してください)


A DBAロール

B SYSDBA権限

C SYSOPER権限

D AUTHENTICATEDUSERロール


 Oracle Databaseの起動ステップである「MOUNT状態」あるいは「NOMOUNT状態」は、そもそもどういう状態で、どんなときに利用するものなのかについて、再度確認しておきましょう。ここでは、その状態ではアクセスできない権限を聞いています。

 回答は「A、D」です。Aは引っ掛かりやすいので注意しましょう。

バックアップリカバリの実行

例題 データベースがARCHIVELOGモードで稼働しています。正しい記述を全て選択してください。


A インスタンス障害からデータベースを完全にリカバリできる

B データベースのバックアップはデータベースがCLOSEしていないとできない

C ディスク障害からデータベースを完全にリカバリできる

D ディスク障害からデータベースの完全リカバリはできない

E オンラインの状態で表領域をバックアップできる

F オフラインにしないと表領域のバックアップができない


 データベースのバックアップ、リカバリに関しての基本的な理解が必要です。特に2つの大きなバックアップモード「ARCHIVELOG」モードと「NOARCHIVELOG」モードでそれぞれ何が違うのかについては、明確に理解しておきましょう。

 ここでは「ARCHIVELOG」モードで運用しているときに何ができるかを、正確に把握できているか確認しています。正解は「A、C、E」。いかがでしょうか。

 RMANに関する問題も出題されます。例えば次の問題はどうでしょうか。

例題 RMANを使用して次のコマンドでバックアップを取得します。

RMAN> BACKUP DATABASE;

バックアップされるのは、どの種類のファイルですか。


A パラメーターファイル

B サーバー パラメーターファイル

C 制御ファイル

D データファイル

E アーカイブREDOログファイル

F オンラインREDOログファイル

G パスワードファイル


 RMANを使用したバックアップやリカバリについても、基本を理解しておきましょう。先の例題にあった、ARCHIVELOGモードで運用されているデータベースでなければ、データベースのオープン中にバックアップを取得することはできません。

 これは、何がバックアップされるかという問題です。いかがでしょうか。正解は「B、C、D」です。

 この他にも、バックアップの取り方や障害のタイミングにより、できること、できないことの確認問題なども出題されます。この辺りは複雑で頭に入りにくいので、実機で確認をすることも含め、正確に押さえておきましょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る