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CTOになるのは、どの業界出身者か?ヘッドハンター丸山の「いつか、あなたに逢いにいく」(6)(1/2 ページ)

一般企業がCTOやCIOを外部から採用する事例が増えているらしい。これらの要職に就くのは、どのような経験をつんだ人だろうか?

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本連載 ヘッドハンター丸山の「いつか、あなたに逢いにいく」のインデックス

連載目次

経営ビジョンとシステムをつなぐ「CTO」

 前回、最近目立ってきた人材マーケットの変化として「CTO、CIO(※)を求める一般企業の増加」を挙げました。Webとシステムなしには事業展開ができなくなった今、おのずとシステムに精通した人材が経営の一角を担うようになっているのです。

※ CTO=Chief Technology Officer 最高技術責任者、CIO=Chief Information Officer 最高情報責任者

 ただし、「システムに精通していれば、CTOになれる」という単純な話ではありません。エンジニアとして優秀な人が、CTOとしても優秀とは限りません。それは優秀な経理マンがCFO(※)として優秀とは限らないのと同じです。

※ CFO=Chief Financial Officer 最高財務責任者

 では、エンジニアがCTOを目指すには、どのような能力や資質を身に付ける必要があるのでしょうか。

 CTOやCFO、あるいはCOO(※)といった「CxO」役職の人たちに求められるのは、経営者の視点で「x」の業務ができることです。CTOならば、経営ビジョンとシステムをつなげられる、もしくは経営者の視点でシステムを構築し運用できる、ということになるでしょう。

※COO=Chief Operating Officer 最高執行責任者

 すなわち、CEO(※)の頭の中にあることをきちんと理解、共有した上で、それをシステムで実現することがCTOの仕事です。そう考えると、単なる実務上がりのエンジニアでは、CTOとして活躍するには力不足となる可能性が高そうです。

※CEO=Chief Executive Officer 最高経営責任者

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