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レッドハットがGlusterFSベースの「Red Hat Storage Server 3」をリリースCephとGlusterFSは「補完関係」

GlusterFSとCephってどうなるの? と多くの人が疑問に思っている中、米レッドハットがRed Hat Storage ServerにGlusterFSを採用した「Red Hat Storage Server」の新バージョンを発表、同社内のSDSポートフォリオが見えてきた。

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 米レッドハットは10月2日、ストレージサーバー製品の最新版「Red Hat Storage Server 3」の提供を開始した。Red Hat Enterprise LinuxユーザーであればRPMパッケージとして導入できる。

 Red Hat Storage Serverは、Red Hat Enterprise Linux 6に、レッドハットが保有する分散ストレージGlusterFS 3.6を採用したもの(バージョン2.1の情報は関連記事参照)。汎用サーバーとストレージ装置を利用して、非常に大規模なスケールアウトが可能な、いわゆるSoftware Defined Storageの一つといえる。

 新版では、1サーバー当たりに接続できるドライブ数が36基から60基となっている。また、クラスタ当たりのサーバー台数自体も64台から128台になった。構成によっては、1クラスタ当たり19ペタバイトほどの容量に対応できる。

この他、データ保護のための「ボリュームスナップショット」機能により、特定時点のデータコピーが可能である。Apache Hadoopプラグインの提供やApache Ambariとも連携する。また、ストレージ装置ではHDDだけでなくSSDにも対応する。

 気になるのが、2014年5月に買収したIntankのストレージソフトウェア「Ceph」だ。レッドハットの発表には「Red Hat Storage Server 3は、2014年7月にリリースされたRed HatのInktank Ceph Enterpriseバージョン1.2と補完関係」であるとしている。

 GlusterFSをベースとするRed Hat Storage Serverは「Splunk」「Hortonworks」「ownCloud」などとの連携を強化している。一方のCephの商用版である「Inktank Ceph Enterprise」は、「OpenStackをいち早く導入した多くの企業など、パブリッククラウドやプライベートクラウドを導入している企業に、オブジェクトおよびブロックストレージソフトウェアを提供」(レッドハットのプレスリリースより)とある。

 このことから、Red Hat Storage Serverはファイルシステム向けのストレージ領域に、CephをOpenStack環境の特にオブジェクト/ブロックストレージ領域に適用させるという棲み分けで、レッドハットのSoftware Defined Storageポートフォリオを完成させるようだ。


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