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PostgreSQL 9.5 Beta 2がリリース:正式リリース直前、ほぼフル機能実装版
2015年末に正式版のリリースが予定されているPostgreSQL 9.5のBeta 2がリリース。9.5の目玉機能の一つであるBRINインデックスの改良などが盛り込まれた。
オープンソースのRDBMSであるPostgreSQLのグローバル開発チームは2015年11月12日、PostgreSQL 9.5 Beta 2をリリースした。9.5 Beta 2にはファイナルリリース(正式版PostgreSQL 9.5)で盛り込まれる予定の全ての機能フィーチャとAPI群が含まれている。
9.5 Beta 1からの変更点には、コミットタイムスタンプおよびレプリケーションにおける複数の問題を改修、並列処理、BRINインデックス(Block-Range Indexes)の改良、9.5 Beta1リリース前後に議論されていたPQsslAttributes()のPQsslAttributeNames()へのリネームなどが含まれる。
PostgreSQL 9.5の正式リリースは2015年末が予定されている。PostgreSQL 9.5の正式版には、外部スキーマのインポート機能、低レベルセキュリティポリシー、BRINインデックス、外部テーブルの継承、JSONBデータの編集機能などが新たに盛り込まれる予定だ。
PostgreSQLグローバル開発チームでは、今後、Beta2のテストユーザーからのフィードバックを反映し、正式版リリースの準備を進める。
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