「Amazon RDS for SQL Server」がWindows認証をサポート:「AWS Directory Service」でセットアップしたディレクトリを適用
米Amazon Web Services(AWS)の「Amazon RDS for SQL Server」がWindows認証をサポートした。
米Amazon Web Services(AWS)は2016年3月23日(米国時間)、「Amazon RDS for SQL Server」がWindows認証をサポートしたと発表した。
発表によると、「AWS Directory Service」に用意されているディレクトリ「AWS Directory Service for Microsoft Active Directory(Enterprise Edition)」に保存された資格情報を使って、Amazon RDS for SQL Serverに対するアプリケーションの認証ができるようになった。
AWSは、「全ての資格情報を同じディレクトリに保存しておけば、時間と労力を節約できる。別のリポジトリに保存された資格情報の各コピーを見つけて更新する必要がなくなるからだ。これは全体的なセキュリティプロファイルの向上にもつながる」と説明している。Windows認証のサポートは、新しいインスタンスと既存インスタンスの両方で利用できるという。
現在、Windows認証が利用できるリージョンは、US East(北バージニア)、US West(オレゴン)、EU(アイルランド)、Asia Pacific(シドニー)、Asia Pacific(東京)、Asia Pacific(シンガポール)。今後、他のリージョンでも利用できるようになる。
なお、Windows認証は追加費用なしで利用できるが、AWS Directory Service for Microsoft Active Directoryの利用に対しては、AWS Directory Serviceの通常の単価で課金される。
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