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ピボットテーブルの「デザインを工夫」して視認性と説得力を高める新社会人の必須知識 「Excel ピボットテーブル」超入門(6)(2/3 ページ)

Excelを通じて、「ピボットテーブル」の基礎を学び、データ分析を実践するまでを習得する本連載。今回は、ピボットテーブルの効果をより高める「デザイン」を工夫するテクニックを解説する。

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ピボットテーブルの「デザイン」を変更する

 次は、ピボットテーブルの視認性を高める「デザイン」を工夫してみよう。

配色を変更する

 配色は、あらかじめ用意されている「ピボットテーブルのスタイル」の一覧から、気に入ったものを選ぶだけで変更できる(図5)(図6)。

photo 図5 配色の変更は、「ピボットテーブルのスタイル」から好みのものを選ぶのが楽だ
photo 図6 グリーン系の配色に変更してみた

行を「縞模様」にして視認性を高める

 配色を変えるだけで受ける印象はかなり変わる。さらに表を「見やすく」していこう。

 Excelメニュー「ピボットテーブルツール」→「デザイン」タブ→「縞模様(行)」にチェックを入れると(図7)、行ごとに濃淡で区切られた表に仕上がる(図8)。

photo 図7 「縞模様(行)」にチェックを入れる
photo 図8 濃淡のある模様が入り、売上額の視認性が高まった。横方向に長い表ならば、「縞模様(列)」とする応用も可能だ

数値を「3桁カンマ区切り」の表記に統一する

 さて、集計表における大きな金額は「カンマ区切り」などで表記すると読みやすくなる。ここでは、よく使われる「3桁区切り」の表記に統一してみよう。

 「金額」フィールドの任意のセルにカーソルを合わせ、Excelメニュー「ピボットテーブルツール」の「分析」タブ→「フィールドの設定」と選択すると「値フィールドの設定」ダイアログボックスが表示される。設定はこの中の「表示形式」より行える(図9)。

photo 図9 値フィールドの設定ダイアログボックスの「表示形式」を選ぶ

 「セルの書式設定」メニューが開くので、「数値」→「桁区切り(,)を使用する」にチェックを入れると、金額の表記が「3桁カンマ区切り」で表記される(図10)(図11)。

photo 図10 「桁区切り(,)を使用する」にチェックを入れる
photo 図11 金額を「3桁カンマ区切り」での表記に統一した。セルの書式設定は普段のExcel作業でもよく使う機能と思う。数値の頭に「¥」を付けたり、「ユーザー定義」設定によって日本語表記の「○百○万○○円」や決算書で使われる「○百万円」といった表記にもできるので、必要に応じて応用してほしい

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