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【 zip 】コマンド/【 unzip 】コマンド――パスワード付きZIPファイルを作成する/展開するLinux基本コマンドTips(37)

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「zip」コマンドと「unzip」コマンドで「パスワード付きZIPファイル」を扱います。

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 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、ファイルをZIP形式で圧縮する「zip」コマンドと展開する「unzip」コマンドで、「パスワード付きZIP(暗号化ZIP)ファイル」を扱います。

zipコマンド/unzipコマンドとは?

 「zip」は、ファイルをZIP形式で圧縮するコマンドです。ZIPはWindows環境で特にポピュラーな圧縮形式で、複数のファイルを圧縮して1つのファイルにすることができます。ZIPファイルから元のファイルを取り出す場合は、「unzip」コマンドを使用します。

 なお、今回は、コマンドの「オプションの一覧」は掲載していませんので、以下の過去記事を参考にしてください。

zipコマンド/unzipコマンドの書式

zip -e [オプション] ZIPファイル [対象ファイル]

unzip [オプション] ZIPファイル 対象ファイル

※[ ]は省略可能な引数を示しています





パスワード付きZIP(暗号化ZIP)ファイルを作成する

 ファイルを圧縮してZIPファイルを作成するとき、同時に暗号化も行いたい場合は「-e」オプション(「--enc」オプション)を使用します。この際、「-r」オプションなど、他のオプションも同時に指定できます。

 「-e」オプションを付けて実行した場合、圧縮処理の前に「Enter password:」というプロンプトが表示されるので、任意のパスワードを入力します。なお、パスワードは画面には表示されません。

 パスワードを入力して「Enter」キーを押すと「Verify password:」と表示されるので、入力したパスワードをもう一度入力して「Enter」キーを押します。2度のパスワード入力が一致したら、圧縮処理が開始します(画面1)。

コマンド実行例

zip -e enc0730 *

(パスワード付きZIPファイル「enc0730.zip」を作成する)


画面1
画面1 暗号化ZIP(パスワード付きZIP)を作成するには、「-e」オプションを使用する。パスワードを指定すると(2度入力が必要)、圧縮処理が開始される


パスワード付きZIP(暗号化ZIP)ファイルを展開する

 unzipコマンドでは、パスワード付きZIP(暗号化ZIP形式)ファイルを展開する際に、特別なオプションを指定する必要はありません。ZIPファイル内の1つ目のファイルが展開されるときに「password:」と表示されるので、パスワードを入力して「Enter」キーを押します。

コマンド実行例

unzip enc0730.zip

(パスワード付きZIPファイル「enc0730.zip」を展開する。特別なオプションは不要)


 以下の実行画面では「Archive: enc0730.zip」というメッセージに続いて、1つ目のファイル(image.png)を展開しようとして、ファイル名を表示したところで「password:」というプロンプトが表示されています(画面2)。ここでパスワードを入力します。

画面2
画面2 unzipコマンドでパスワード付きZIPファイルを展開する際には、オプションは不要。プロンプトに「password:」が表示されたら、パスワードを入力する

 正しいパスワードを入力すると、ファイルが展開されます。2つ目以降のファイルには確認はありません。



筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801N/PC-386MからのDOSユーザー。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。のち退社し、専業ライターとして活動を開始。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『はじめてでもわかるSQLとデータ設計』『シェルの基本テクニック』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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