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生成AIの採用率が高い組織ほどオープンソースへの依存度が高い? Linux Foundationが調査レポートを発表約8割が「AIの将来を握っているのはオープンソースAI」と回答

Linux Foundation Japanは、調査レポート「生成AIの未来を形作る オープンソースイノベーションの影響」を発表した。84%の組織が生成AIを中〜高程度導入しており、その41%がオープンソースを利用した生成AIツールを利用していた。

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 Linux Foundation Japanは2024年12月25日、調査レポート「生成AI(人工知能)の未来を形作る オープンソースイノベーションの影響」を発表した。それによると回答者の82%が「AIの将来を握っているのはオープンソースAI」と回答した。

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調査レポート「生成AIの未来を形作る オープンソースイノベーションの影響」のまとめ(提供:Linux Foundation Japan)

生成AIとオープンソースの関係性が深まる

 レポートによると、生成AIを利用している組織の割合は94%。主な用途は、プロセス自動化やコンテンツ生成、コード生成などだった。生成AIを利用している組織のコードインフラストラクチャの41%がオープンソースで、生成AIの採用率が高い組織(47%)は、採用率の低い組織(35%)と比較して、オープンソースコードへの依存度が高かった。

 さらに、生成AIの採用率が高い組織の63%は、オープンソース技術のヘビーユーザーであるだけでなく、オープンソースの重要な貢献者でもあった。そして「オープンソースが意思決定に良い影響を与えている」と回答した人は71%を占め、「今後2年間でオープンソースの生成AIツールの使用が増えると期待している」という組織は73%に上った。

 レポートによると回答者の83%が「AIはますますオープンになる必要がある」と回答し、「オープンソースAIは持続可能なAIの未来にとって重要な要素だ」と回答した人は82%だった。「今後2年間でオープンソースの生成AIツールの使用を増やす」と予想している組織が73%を占め、26%が使用の大幅な増加を期待していた。

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