連載
【 hostname 】コマンド――ホスト名を表示する/設定する:Linux基本コマンドTips(75)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「hostname」コマンドです。
hostnameコマンドとは?
「hostname」は、システムのホスト名を表示するコマンドです。「rootユーザー(スーパーユーザー)」の場合は、ホスト名を変更することもできます。
hostnameの別名コマンドとして、「domainname」「dnsdomainname」「nisdomainname」「ypdomainname」があります。例えば、domainnameコマンドは「hostname -d」に相当し、hostnameコマンドと同じように使用できます。
hostnameコマンドの主なオプション
hostnameコマンドの主なオプションは次の通りです。
短いオプション | 長いオプショ | 意味 |
---|---|---|
-a | --alias | ホストの別名(alias)があれば表示する |
-d | --domain | DNSドメインの名前を表示する |
-f | --fqdn,--long | FQDN(Fully Qualified Domain Name)を表示する |
-A | --all-fqdns | 全てのFQDN(FQDNs)を表示する |
-i | --ip-address | ホストのIPアドレスを表示する。設定時も使用可能 |
-I | --all-ip-addresses | 全てのアドレスを表示する |
-s | --short | 短い形式のホスト名(最初のドットまでの名前)を表示する |
-y | --yp,--nis | NISドメイン名を表示する。設定時も使用可能 |
-v | --verbose | 起こっていることを逐一表示する(verboseモード) |
-F | --file filename | 新しいホスト名を指定したファイルから読みこむ(「#」から始まる行はコメント扱い) |
ホスト名を表示する
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