レッドハットとマイクロソフト、「Red Hat on Azure」の販促体制を強化 新たなパートナー支援プログラムを共同展開:特価版や販売トレーニングなどを提供、2017年1月から1年間限定で実施
レッドハットと日本マイクロソフトが、現地法人に先駆けて「Red Hat on Azure」の販売強化を目的とした、新たな販売パートナー向け支援プログラムを期間限定で実施。2種類の認定パートナーレベルを設け、サブスクリプションの特価販売や販売トレーニングメニューなどを提供する。
レッドハットと日本マイクロソフトは2016年12月22日、クラウドサービス「Microsoft Azure(以下、Azure)」を基盤としたレッドハットのオープンソースソフトウェア(OSS)製品導入を促進する、販売パートナー向け支援プログラム「Red Hat on Azure Partner Network」を2017年1月に開始すると発表した。企業のクラウド導入を加速させるドライバーとなる販売パートナーの育成、販売力強化、エコシステム拡充を目的に、1年間限定で実施する。
Red Hat on Azure Partner Networkでは、販売パートナーの規模やレベルに合わせて「Masterパートナー」と「Entryパートナー」を認定。レッドハットのOSS製品をAzure上に構築する「Red Hat on Azure」ソリューションを、クラウド導入を検討する企業へすぐ提案できるようにするための販売支援プログラムを提供する。
支援プログラムとして、Red HatソフトウェアやAzureにおけるサブスクリプションの特価提供、ソリューションにおける統合技術サポート、販売トレーニング、セミナーなどの営業活動機会、各種マーケティング支援などを用意する。
この他、レッドハットはMasterパートナー企業へ専任の営業担当者をアサインし、案件サポートを実施。日本マイクロソフトもAzure Mentor Programを活用したパートナー認定希望企業の支援や、パッケージアプリケーションを提供するISVパートナー企業と積極的にマッチングさせるなどの施策を行う。
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