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さくらのクラウドが「プリペイド方式」で利用可能に:法人向け、「予算内で短期的に試験運用」などのシーンに
さくらインターネットがクラウドサービス「さくらのクラウド」をプリペイド方式で利用できる料金プランを導入。前払いした料金の範囲内でサービスを利用できる。「テスト環境のインスタンスを停止し忘れていた」などの意図しない料金が発生してしまうのを防げる。
さくらインターネットは2017年7月6日、同社のクラウドサービス「さくらのクラウド」をプリペイド方式で利用できる料金制度を開始した。既に展開している時間単位、日割単位、月額単位に加えて、プリペイド方式も料金メニューに加え、法人・文教ユーザーに向けて提供する。
プリペイド方式は、1万円分、3万円分といった料金が含まれた「プリペイドID」を購入して利用する仕組み。プリペイドIDの購入を申し込む→請求書が送付される→入金する→入金後にプリペイドIDが発行される→IDをさくらのクラウドポータルのコントロールパネルへ入力するという流れで利用する。
プリペイドIDの金額は「1万円分」「3万円分」「5万円以上の任意の金額分」の3種類。IDの有効期間は、コントロールパネルへの登録月を含む12カ月間で、決められた予算内で短期的に試験運用するようなシーンに向く。ただし、契約金額分を超えたら「超過分」となり、別途課金が発生する。
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