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KDDI、AR空間で女子大生AIキャラクターと対話できるシステムを発表:GoogleのAR技術「Tango」を活用
KDDIは、自社のスマートフォン向けAI搭載型音声アシスタント「レナ」をAR化すると発表した。利用者は、AR空間で目に見えるキャラクターとして、レナとの会話が可能になる。
KDDIは2017年9月28日、AR空間でAIキャラクター「レナ」と対話できるシステムを発表した。同社は、10月3〜6日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「CEATEC JAPAN 2017」で、レナを使った接客デモンストレーションを行う。
同社は、スマートフォン向け音声アシスタントサービス「おはなしアシスタント」内のバーチャルキャラクターとして、レナを2017年3月に発表。対話AIを搭載し、「テクノロジーに詳しい18歳の女子大生」として、利用者との日常会話が可能だ。2017年8月から、全国のauショップ内に設置したタブレットや公式Twitterアカウント(@oha_lena)を通して、顧客とのサポート業務に携わっている。KDDIは、GoogleのAR技術「Tango」を活用することで、レナをAR空間上に現れるようにした。
CEATEC JAPANの展示会場では、レナはAR空間で利用者の前に説明員として座り、次世代移動通信システム「5G」について説明を行う。KDDIは、レナを通して収集した対話ログを機械学習に活用し、対話AIの精度向上を目指したい考えだ。
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