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AWSシステムのセキュリティや可用性などを診断――SCSKがサービス提供を開始:診断結果とリスク対策のアドバイスを提供
SCSKは、企業がAWS環境に構築したシステムについて、セキュリティや可用性などを診断し、レポート形式で対策を提示する「クラウド診断サービス for AWS」を発表した。
SCSKは2018年2月14日、企業が利用するAWS(Amazon Web Services)環境の適性を診断する「クラウド診断サービス for AWS」を、同年2月15日に提供開始すると発表した。AWS上に構築したシステムについて、「セキュリティ」や「コスト」「可用性」「管理」などの23項目について診断する。同社は、「設定ミスや考慮不足に起因するリスクへの対策につながる」としている。
SCSKによれば、最近、AWSなどのクラウドサービスを利用し、クラウド上に自社システムを構築する企業が増えたことで、セキュリティリスクや事業継続についての懸念も広がっているという。
クラウド診断サービス for AWSは、企業が構築したAWSの環境設定をチェックし、診断結果と対策を「診断レポート」の形式で提供する。また、SCSKの技術者が診断結果について顧客に直接説明することで、システムに脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった場合でも具体的な対策を可能にする。
クラウド診断サービス for AWSの価格は、AWSの1アカウント当たり月額30万円(税別)から。
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