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観光モデルプランから旅行中の“困りごと”まで――訪日客向け観光支援アプリ「JAPAN Trip Navigator」 JTBらが提供開始(1/2 ページ)

JTB、ナビタイムジャパン、日本マイクロソフトが、訪日外国人旅行者向けの観光支援アプリ「JAPAN Trip Navigator」の提供を開始。JTBが厳選する観光スポット情報や観光モデルプランを提供する他、観光スポットまでの移動経路、AIチャットbotによる旅の情報収集や困りごとの相談にも対応する。

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 JTB、ナビタイムジャパン、日本マイクロソフトは2018年2月22日、訪日外国人旅行者向けの観光支援アプリ「JAPAN Trip Navigator」のiOS版の提供を開始した。

 観光スポット情報と100以上の観光モデルプランを提供する他、チャットbotによるガイド機能、自分だけの観光プランを作成できる機能などを備える。

 アプリの開発基盤には「Microsoft Azure」を採用し、チャットbotや画像認識などのAI技術を活用している。

 観光モデルプランは、北海道、関東、京都・大阪、九州、沖縄の5エリアで100通り以上を提供。プランに含まれるスポット数と所要時間も表示し、どの観光スポットをどのように回ればよいのかを分かりやすくした。

 モデルプラン内では、JTBが厳選した約3600件以上の観光スポット情報を提供。ナビタイムジャパンの訪日外国人旅行者向けナビゲーションアプリ「NAVITIME for Japan Travel」と連携して、観光スポットまでの詳細な移動経路を検索できる他、ホテルなど事前予約が可能なスポットでは予約画面に直接遷移できる。

 チャットbotでは、観光情報に関する質問や旅行中の小さな疑問や困りごとにも対応し、アプリの利用状況に応じたさまざまな呼びかけも行うという。さらに、AIの画像認識機能によって、チャット画面に画像をアップロードすることで、その画像に関連する情報を調べることもできるという。

 同アプリはAppleの「App Store」からダウンロードが可能。現在は、英語のみの対応だが、その他の言語も順次対応する予定。また、Android版は2018年3月以降に提供する予定となっている。観光スポットなどの情報も今後拡充していく予定だという。

 JTBでは、アプリを通して得られる訪日外国人旅行者の移動データや嗜好データなどを収集・分析し、訪日外国人旅行者の誘客に課題を持つ自治体やインバウンドビジネスに対する支援にも生かしていきたい考えだ。また、日本マイクロソフトでは、蓄積した膨大なデータから最適なレコメンデーションをする機能拡張など、技術支援を継続するとしている。

photo JTB、ナビタイムジャパン、日本マイクロソフト3社の役割

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