検索
ニュース

「Azure Data Box」でManaged Disksへのインポートが可能にオンプレミスVHDをAzureのManaged Disksに移行できる

Microsoftは、「Azure Data Box」のオフラインデータ転送製品ファミリーでManaged Disksをサポートした。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 Microsoftは2019年3月11日(米国時間)、「Microsoft Azure」に大量のデータを迅速にコスト効率よく移動できる「Azure Data Box」のオフラインデータ転送製品ファミリーで、新たにAzure Managed Disks(以下、Managed Disks)をサポートしたと発表した。

 Azure Data Boxのオフラインデータ転送製品ファミリーには、Data Box Disk(1注文当たりの合計容量40TBのディスク)、Data Box(1注文当たりの合計容量100TBのデバイス)、Data Box Heavy(1注文当たりの合計容量1PBのデバイス)がある。

 Managed Disksがサポートされたことで、オンプレミスの仮想ハードディスク(VHD)を1ステップで、Managed Disksに移行できるようになった。これにより、リフト&シフトによるクラウドへの移行シナリオで多大な時間を節約できる。

Azure Data Box ファミリー
Azure Data Box ファミリー

Azure Managed Disksに移行するには?

 Data BoxファミリーがサポートするManaged Disksのタイプは、「Premium SSD」「Standard SSD」「Standard HDD」だ。AzureポータルからData Boxデータ転送ソリューションのいずれかを注文すると、宛先ストレージとしてManaged Disksを選択し、取り込むリソースグループを指定することが可能になる。また、ステージングストレージアカウントを選択するよう求められる。ステージングストレージアカウントは、VHDをページBLOBとしてステージングし、ページBLOBをManaged Disksに変換するために使用される。

 注文したData Boxデバイスが到着すると、そのデバイスには、選択したリソースグループに対応した共有またはフォルダが用意されていることが分かる。これらの共有やフォルダは、Managed Disksのストレージタイプ(Premium SSD、Standard SSD、Standard HDD)別に分割されている。

 データを対象のManaged Disksタイプにコピーするには、robocopyのようなユーティリティーを活用するか、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単に行える。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る