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12種類の声に“転生”できるボイスチェンジャー グリーが公開:ユーザーの「なりたい自分」を調査
グリーは、Webアプリケーションとして実装したボイスチェンジャー「転声こえうらない」の提供を開始した。スマートフォンなどから無料で利用できる。
グリーは2019年7月2日、同社の最先端技術の研究開発組織「GREE VR Studio Lab」が「転声こえうらない」の無償提供を開始したと発表した。まずはβ版としてサービスを提供する。
転声こえうらないは、録音した音声を、用意されている13種類の声質に変えるサービス。いわゆるボイスチェンジャーのWebアプリケーション。
ソーシャルメディア研究に利用
同サービスのWebサイトで、「おねえさん」「マダム」「男子中学生」「ソプラノ」「おにいさん」「小学生」「ゴリラ」「ダミボ」「ヤミ声」「ムッシュ」「カワボ」「ダンディ」「両声類」の中から変換したい声質を選択し、変換元の音声の性別を指定した上で音声を録音すると、音声を変換できる。声の高さや声質なども細かく調整できる。変換した声は、TwitterやSNS、メールなどで他人と共有可能だ。
なおグリーでは、転声こえうらないは、ユーザーの「なりたい自分」についての調査や、人間の音声コミュニケーションと声の変換(ボイスチェンジャー)の品質改善、将来のソーシャルメディアやスマート社会に向けた研究基盤のためのデータ収集が目的だとしている。ユーザーの音声データと個人情報とは、関連付けていないという。
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