Windows 7のサポート終了まで残り1週間、日本マイクロソフトがWindows 10への移行を改めて訴求:「Windows 7のアプリやマクロの99%は動く」
Windows 7のサポートが2020年1月14日に終了する。日本マイクロソフトは同社の公式ブログで、Windows 10への移行を改めて促した。
「Windows 7」のサポートが2020年1月14日に終了する。日本マイクロソフトは改めて「Windows 10」への移行を促すとともに、移行支援施策を提供していることを公表した。2019年12月24日に、同社の公式ブログで訴求した。
日本マイクロソフトの推計によると、2019年12月時点で稼働しているPCのOSシェアは、Windows 10が68%で、Windows 7が19%。台数では、法人で813万台、一般家庭で679万台のWindows 7が稼働しているとみられる。2020年1月時点には、法人で753万台、一般家庭で638万台に減ると推測されているものの、まだ多くのWindows 7が残る見込みだ。
互換性問題が起きたら「Desktop App Assure」を利用
日本マイクロソフトは「Windows 7からWindows 10に移行することで、AI(人工知能)や『Mixed Reality』といった最新技術と連携し、生産性を向上できる」としている。Windows 7で動作していたアプリやマクロの99%がWindows 10でも動作することを、サポート窓口への問い合わせや互換性検証ツールの結果などから確認しているという。
さらに法人に対しては、Windows 10で互換性問題が発生した場合、問題解決に向けて専門家によるアドバイスと修復ガイダンスが無償(※注)で提供される「Desktop App Assure」を用意している。
※Windows 10またはMicrosoft 365のE3/E5もしくはA3/A5ライセンスか、ソフトウェアアシュアランス付きのWindows 10 Enterpriseのライセンスを150シート以上購入していることが条件
Windows 7のサポートが終了すると、無償だけでなく有償サポートも終了することに加え、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなる。すると、マルウェアへの感染や情報漏えいといった潜在リスクが高まる。Windows 7のサポート終了に関して詳しくは、日本マイクロソフトがWebサイトで案内している。
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