AI・機械学習のための数学超入門 ― 前提知識は四則演算だけ!:AI・機械学習の数学入門(2/4 ページ)
機械学習の数学は難しい!? そう思っている人はここから学んでみよう。本連載では、小学校で習う「四則演算(足し算/引き算/掛け算/割り算)」を使って、機械学習の数学をできるだけ分かりやすく簡単に説明していく。だからサブタイトルは「― 中学/高校数学のキホンから学べる」。今回は距離を求める中学数学をおさらいする。
「四則演算ルール」練習問題に対する解答例です。
解答例
(1) 7+7+7+7+7は、
と表せる
7を5回足しているので、掛け算で表すと7 × 5です。計算すると35となります。
(2) 8 × 8 × 8は、
と表せる
計算すると512です。なお、84は4,096、85は32,768、86は262,144、87は2,097,152です。このように、指数が少し大きくなるだけで、値が莫大なものになっていくことが分かります。
(3)
掛け算が優先されるので、先に4 × 5 = 20を計算します。
(4)
かっこ内を先に計算します。
(5)
23 = 2 × 2 × 2 = 8なので、以下のようになります。
(6)
べき乗のべき乗は右上から計算します。したがって、 23を先に計算します。
またまた余談ですが、RubyやPythonといった多くのプログラミング言語でも、べき乗の演算子の計算は右から左に行われます。ただし、Excelでは、左から右に計算されることに注意が必要です。Excelで「=2^2^3」と入力すると、256ではなく、64という答えが表示されます。
*余談 もう一つ、機械学習とは関係のない雑学ですが、上記の(5)番の問題のような「2の何乗-1」の形式の数をメルセンヌ数と呼び、(6)番の問題のような「2の(2乗の何乗)+1」の形式の数をフェルマー数と呼びます。なお、問題例の7と257はいずれも素数(=1より大きい自然数で、正の約数が1と自分自身のみである数のこと)になっていますが、メルセンヌ数とフェルマー数は必ずしも素数というわけではありません。
距離を求める 〜 機械学習で使われる数学(1)
四則演算のルールを確認しただけでは、機械学習のどういう場面で役に立つのかが分からないでしょう。そこで簡単な利用例として、次の3ページ目では、距離の計算方法を見ておきましょう。今回は、次の章で終わりです。もう少しだけ頑張って数学の学習を進めましょう。
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