技術情報収集サービス「TechFeed Pro」をリリース 「#JavaScript」から「#猫」まで網羅:分野、レベル感に合わせた情報収集が可能に
テックフィードは技術情報収集サービス、「TechFeed Pro」をリリースした。200種類ある分野ごとに、最新トレンド情報からエキスパート向けのハイレベルなものまで、収集したい情報のレベル感を自由に設定して収集できるという。
テックフィードは2020年3月18日、エンジニア向けの技術情報収集サービス「TechFeed Pro」の正式版をリリースした。
同社は従来、技術情報をアルゴリズムが自動的に収集、集約してユーザーに届けるサービス「TechFeed」を提供している。今回、TechFeedの上位版としてTechFeed Proをリリースした。4年間のTechFeedの開発、運営ノウハウをベースとし、特にITエンジニアによる利用を念頭に置いて再設計したという。
TechFeed Proでは、独自に開発した複数の情報収集エンジンが独立して動作する「マルチキュレーションエンジンシステム(Multi Curation Engine System:MULQS)」を実装。エキスパートの発信に絞って取り込むもの、GitHubを監視するものなど、さまざまなエンジンが稼働している。ユーザーの関心やスキルレベルに合わせた、情報量と質の調整を簡単に行えるという。
TechFeedには、「エンジニア専用に設計されたオンラインコミュニティー」であるという「チャンネル」があり、ユーザーはこれに「参加」する(フォローする)ことで、情報を収集できる。TechFeed Proではデフォルトのフォローモードである「ノーマル」に加え、「エキスパート」を用意。ノーマルでは、「フォローしたチャンネルにおける最新トレンドを押さえておきたい」というニーズに応えるような情報を表示する。エキスパートでは、ノーマルモードの情報に加え、海外のトレンドや、エキスパート向けのハイレベルな情報をリアルタイムに表示するという。
用意されているチャンネル数は200以上
チャンネルは「#JavaScript」「#人工知能」「#Robotics」など、2020年3月18日時点で200種類あり、15のカテゴリに分かれている。中には「#猫」チャンネルもあり、遊び心も見受けられる。
ユーザーがフォローできるのは、チャンネルだけではない。別のユーザーをフォローすることで、そのユーザーが読んだ記事や、フォローしたチャンネルなどを時系列で表示する「アクティビティ」も確認できる。友人や専門家のアクティビティから、これまで見過ごしていた情報を得ることができるだけではなく、今まで興味のなかった情報に気付くことができるという。
また、タイトルやコメントの自動翻訳機能の他、はてなブックマークやPocketと連動したブックマークボタンなども用意している。
同社は今回のリリースと今後に関して、「正式リリースはマイルストーンの一つを達成したに過ぎません。今後も日本のエンジニアのために惜しみない努力を続け、『日本を世界一のIT国家にする』という事業ミッションの一刻も早い達成を目指したい」としている。
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