データ分析の基本を無料で学べる 総務省が「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講:約1カ月で一通りを学習
総務省は、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講した。誰でも無料で利用でき、「統計データの活用」「統計学の基礎」「データの見方」「公的データの使い方とコースのまとめ」という4つのテーマを学べる。
総務省は2020年5月19日、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講すると発表した。データ分析の基本的な知識を学べる入門編講座で、社会人や大学生が主な対象。Webサイトから同年7月7日まで受講登録が可能で、誰でも無料で利用できる。
データの見方から公的統計データの使い方まで
内容は、2019年10月に実施した講座と同じで、「統計データの活用」「統計学の基礎」「データの見方」「公的データの使い方とコースのまとめ」という4つのテーマから成る。例えば、統計データの活用では平均値の見方や、太陽光発電システムの普及率などを例に挙げた分析事例。データの見方では統計表の見方や時系列データの見方、といった具合だ。1つのテーマ当たり6〜9回、1回当たり10分程度の動画にまとめられており、1テーマを1週間程度で学習できる構成だ。
講義は、統計家の西内啓氏や大学の教授、総務省統計局や統計センターの職員が講師を担当している。テーマごとに、7問程度の確認テストや20問程度の最終課題を設定して、理解度や習熟度を確認できるようにしている。確認テストと最終課題で、60%以上の得点率を獲得すると、修了証を取得できる。
データサイエンス・オンライン講座は、2015年3月に開講し、2018年5月にリニューアルを実施した。統計学の基礎やデータの見方、国際比較データを使った分析事例や公的データの入手・利用方法など、データ分析の基本的な知識を学べる。これまで、延べ約8万9000人が受講している。
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