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OneDriveの同期でファイルが消えた!? でもご安心を【Windows 10トラブル対策】Tech TIPS

同時に2台のPCで、同じMicrosoftアカウントでOneDriveを使ってファイルのやりとりを行うと、同期のタイミングによっては、せっかく作成したファイルが失われてしまうことがある。このような場合のファイルの復元方法を紹介しよう。

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対象:Windows 10+OneDrive


OneDriveは同期のタイミングによってファイルが消えてしまうことも
OneDriveは同期のタイミングによってファイルが消えてしまうことも
2台のPCで、同じMicrosoftアカウントでOneDriveを使ってファイルのやりとりを行うと、同期のタイミングによっては、せっかく作成したファイルが失われてしまうことがある。ファイルが消えてしまっても、オンラインのOneDriveを開くことで復元することが可能だ。

 リモートワーク(テレワーク)などで、自宅で作業したファイルをOneDriveなどのオンラインストレージに保存し、リモートデスクトップで会社のPCにサインインして続きの作業を行う、ということも増えているのではないだろうか。こうした作業の中で、作成したファイルがOneDrive上から消えてしまった、という苦い経験を持っている人もいることだろう。

 OneDriveの同期のタイミングによっては、リモート(会社)のPCでOneDriveを開いた際に、オンライン上のOneDriveと同期が行われ、ファイルが削除されてしまうことがある。

OneDriveの同期でファイルが消えてしまう流れ
OneDriveの同期でファイルが消えてしまう流れ

 さらに、ローカル(自宅)のPC上のOneDriveフォルダを開くと、オンライン上のOneDriveとの同期が実行され、ローカルにあったファイルも消えてしまう。もし何時間もかけた作業ならば、一からやり直しと絶望的になるはずだ。

 新しいPCを設定して、同じMicrosoftアカウントでOneDriveと同期した際など、オンライン上のOneDriveが新しいPC側に同期されてしまい、ファイルやフォルダが消えてしまうこともある。

 このようにOneDriveの同期でファイルやフォルダが消えてしまった場合の対処方法を紹介しよう。

消えてしまったファイルやフォルダはどこに

 OneDriveの同期によって消えてしまったファイルやフォルダは、完全に消去されてしまうわけではない。ローカルのOneDriveフォルダから削除されてしまうが、オンライン上のOneDriveでは、[ごみ箱]フォルダに移動しているだけだ。ここからファイルやフォルダを元のフォルダに戻せば、消えたファイルやフォルダを復元することが可能だ。

 それにはWebブラウザでオンライン上のOneDriveを開いて操作する必要がある。この作業は、ローカルPCとリモートPCのどちらでも構わない。

 簡単なのは、インジケーター領域の[OneDrive]アイコンをクリックして、OneDriveのポップアップウィンドウが表示されたら、下側にある[オンラインで表示]アイコンをクリックする方法だ。Webブラウザが起動し、オンライン上のOneDriveが開かれる。この際、Windows 10のアカウント設定によっては、改めてMicrosoftアカウントによるサインインが求められることがあるので、その場合は同期しているMicrosoftアカウントでサインインを行う。

 直接Webブラウザを起動し、オンライン上のOneDriveを開き、Microsoftアカウントでサインインしてもよい。

 改めてローカルのOneDriveで保存したのと同じフォルダ(例えば[ドキュメント]フォルダ)を開いて、保存したはずのファイルやフォルダがなくなっていることを確認しよう。ここにファイルやフォルダが存在する場合は、何らかの理由で同期が正しく行われないことで、ローカルPC/リモートPCのOneDriveから見えなくなっているだけなので、必要なファイルを選択して、検索ボックス下の[ダウンロード]をクリックして、ファイルやフォルダをダウンロードすればよい。

 やはり保存したはずのファイルやフォルダがなくなっているのであれば、左ペインの[ごみ箱]を選択する(Webブラウザの横幅によっては、左ペインが表示されないので、この場合は、左上隅の[三]アイコンをクリックしてメニューを表示する)。[ごみ箱]フォルダが開き、ここに保存したはずのファイルやフォルダが見つかるはずだ。元に戻したいファイルやフォルダを選択して、上にあるツールバー上の[復元]をクリックすれば、元のフォルダ([ドキュメント]フォルダ)にファイルやフォルダが戻る。

 再び、元のフォルダ([ドキュメント]フォルダ)を開き、ファイルやフォルダが戻っていることを確認しよう。これで同期が正しく行われれば、ローカル/リモートPCのOneDriveのフォルダ([ドキュメント]フォルダ)にファイルやフォルダが表示されるはずだ。また、ファイルやフォルダを選択して、ローカル/リモートPCにダウンロードしてしまってもよい。

OneDriveでファイルを復元する(1)
OneDriveでファイルを復元する(1)
インジケーター領域の[OneDrive]アイコンをクリックして、ポップアップウィンドウを表示する。ここで[オンラインで表示]アイコンをクリックする。
OneDriveでファイルを復元する(2)
OneDriveでファイルを復元する(2)
既定のWebブラウザでオンラインのOneDriveが開く。場合によっては、Microsoftアカウントによるサインインが必要になる。
OneDriveでファイルを復元する(3)
OneDriveでファイルを復元する(3)
ファイルを保存したフォルダをオンラインのOneDriveでも開いてみる。このフォルダに、ローカルで作成したファイルなどが見つからない場合は同期でファイルが削除されている。
OneDriveでファイルを復元する(4)
OneDriveでファイルを復元する(4)
左ペインで[ごみ箱]を選択する。右ペインに作成したファイルが見つかるはずだ。ここで、復元したいファイルを選択して、[復元]をクリックする。
OneDriveでファイルを復元する(5)
OneDriveでファイルを復元する(5)
元のフォルダにファイルが移動する。これで同期が正常に行われれば、ローカル/リモートのOneDriveフォルダにこれらのファイルが表示されるはずだ。また、ファイルを選択して、[ダウンロード]をクリックすることで、Windows 10上にダウンロードすることもできる。

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