連載
テキスト形式の実行プランに関する情報を出力する:SQL Server動的管理ビューレファレンス(75)
「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、テキスト形式の実行プランに関する情報の出力について解説します。
本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理関数「sys.dm_exec_text_query_plan」における、テキスト形式の実行プランに関する情報の出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server(サポートされている全てのバージョン)です。
概要
実行プランはXML形式で保存されており、「sys.dm_exec_query_plan」ではXML形式の実行プランに関する情報を出力できました。「sys.dm_exec_text_query_plan」を実行すると、テキスト形式の実行プランに関する情報を出力します。
構文と引数
構文 sys.dm_exec_text_query_plan (plan_handle, statement_start_offset, statement_end_offset)
引数名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
plan_handle | varbinary(64) | クエリプランのトークンを指定 |
statement_start_offset | int | ステートメントの開始オフセット |
statement_end_offset | int | ステートメントの終了オフセット |
出力内容
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
dbid | smallint | データベースのID |
objectid | int | オブジェクトのID |
number | smallint | ストアドプロシージャの番号 |
encrypted | bit | 暗号化の有無。次のいずれかになる 「1」=暗号化されている 「0」=暗号化されていない |
query_plan | nvarchar(max) | コンパイル時の実行プラン |
動作例
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