連載
実行中の外部スクリプトに関する情報を出力する:SQL Server動的管理ビューレファレンス(80)
「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、実行中の外部スクリプトに関する情報の出力について解説します。
本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_external_script_requests」における、実行中の外部スクリプトに関する情報の出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2016以降です。
概要
「sys.dm_external_script_execution_stats」では外部スクリプトの関数の実行回数を確認できましたが、カウンターの増加は処理の完了後であるため、実行中の処理に関する情報は取得できませんでした。「sys.dm_external_script_requests」を実行すると、実行中の外部スクリプトに関する情報を出力します。
出力内容
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
external_script_request_id | uniqueidentifier | 外部スクリプトの要求ID |
language | nvarchar(128) | 登録されている外部スクリプト言語の名前 |
degree_of_parallelism | int | 並列処理の次数 |
external_user_name | nvarchar(256) | 実行された時のWindowsのworkerアカウント |
動作例
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