【Excel】表の行と列の入れ替え 定番とスマートな2つの方法：Tech TIPS

Excelで表を作成していて、行と列の項目が逆の方が集計がしやかったり、見やすかったりすると感じたことはないだろうか。せっかく作った表を最初から作り直すのは効率が悪い。そこで、行と列を簡単に入れ替える方法を紹介しよう。

[小林章彦，デジタルアドバンテージ]

連載目次

対象：Excel 2016／2019／2021／365

Excelで表の行と列を入れ替える方法
Excelで表を作成していて、行と列の項目が逆の方が集計がしやかったり、見やすかったりすると感じたことはないだろうか。最初から作り直したり、セルをコピーして並べ替えたりするのは面倒だ。そこで、作成した表の行と列を簡単に入れ替える方法を紹介しよう。

　「Microsoft Excel（エクセル）」で表を作成していて、行と列の項目が逆の方が集計がしやかったり、見やすかったりすると感じたことはないだろうか。その場合、最初から作り直したり、セルをコピーして並べ替えたりするのは面倒だ。

　そこで、行と列を入れ替える方法を紹介しよう。

貼り付けで行と列を入れ替える

　一般的によく使われるのは、表をコピーする際に行と列を入れ替える方法だろう。行と列を入れ替えたいセル範囲を選択し、［Ctrl］＋［C］キーでコピーし、別のシートを開き、右クリックメニューの「貼り付けオプション」欄で［行/列の入れ替え］アイコンを選択すると、行と列が入れ替わった状態で貼り付けが行われる。「貼り付けオプション」欄に［行/列の入れ替え］アイコンが表示されていない場合は、［貼り付けオプション］を選択して、［貼り付けオプション］ダイアログを表示、「行/列の入れ替え」にチェックを入れて、［OK］ボタンをクリックすればよい。

貼り付けで行と列を入れ替える（1）
表のセル範囲を選択して、［Ctrl］＋［C］キーでコピーする。

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貼り付けで行と列を入れ替える（2）
貼り付けたいシートを開き、表を貼り付けたい位置の左上のセルを右クリックし、メニューの［形式を選択して貼り付け］を選択する。

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貼り付けで行と列を入れ替える（3）
［形式を選択して貼り付け］ダイアログが開いたら、「行/列を入れ替え」にチェックを入れて［OK］ボタンをクリックする。貼り付け元の表に数式が入っていて、結果の数値のみを新しい表の反映したい場合は、「貼り付け」欄で「値と数値の書式」を選択するとよい。

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貼り付けで行と列を入れ替える（4）
行と列が入れ替わった表が貼り付けられる。

　この場合、元の表の値を変更した場合、行と列を入れ替えた表には反映されないので注意が必要だ。

セル参照を含む表の行と列を入れ替える場合は注意

　相対参照が行われているセルは、自動的に参照先が変更になる。そのため、参照先を変更したくないような場合は、事前に絶対参照に変更しておく必要がある点に注意してほしい。

セル参照を含む表の行と列を入れ替える（1）
特定のセルを参照するのに相対参照を使っている場合は、行と列の入れ替えに注意する必要がある。

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セル参照を含む表の行と列を入れ替える（2）
セル参照を含む表の行と列を入れ替えると、自動的にセル参照が変換される。ただし、特定のセルを参照している場合は、自動変換されることで、意図したセルとは異なるセルが参照されてしまう。特定のセルを参照したい場合は、絶対参照に改めておく必要がある。

TRANSPOSE関数を使って行と列を入れ替える

　元の表と値が連動する形で行と列を入れ替えたい場合、TRANSPOSE関数を使う方法もある。