Google Cloud、マルチクラスタ管理機能を備えた「GKE Enterprise」の一般提供を開始:「Advanced Vulnerability insights」も提供開始
Google Cloudは、マネージドKubernetesサービスの「Google Kubernetes Engine」の新エディションにあたる「GKE Enterprise」の一般提供を開始すると発表した。
Google Cloudは2023年11月7日(米国時間、以下同)、同社が提供するマネージドKubernetesサービスの「Google Kubernetes Engine」(GKE)の新エディションにあたる「GKE Enterprise」の一般提供を開始すると発表した。
Google Cloudは「コンテナは今日の特に革新的なアプリケーションやビジネスを推進しており、今後数年間で大きなビジネス変革とイノベーションをもたらすだろう。一方、企業はコンテナ機能のみではなく、エンタープライズレベルのスケーラビリティ、セキュリティ、オブザーバビリティを備え、信頼性が組み込まれたコンテナプラットフォームを必要としている」との認識を示している。
GKE Enterpriseの特徴は
GKE Enterpriseでは、フリートチーム管理機能が追加されている。プラットフォームエンジニアは、類似するワークロードを専用クラスタに簡単にグループ化し、フリートごとに構成をカスタマイズしたり、ポリシーガードレールを適用できたりするという。
また機密性の高いワークロードを分離し、クラスタ管理を他のチームに委任できる。チームは、自分たちが管理するクラスタや名前空間のログ、リソース利用率、エラー率、その他のメトリックを表示しながら、ワークロードを実行および管理できる。
マネージドサービスメッシュ機能やオブザーバビリティダッシュボードなどを備えるGKE Enterpirseを利用することで、プラットフォームの管理に費やす時間や労力を減らすことができると、Google Cloudは述べている。
Google Cloudは、GKE Enterpirseの提供開始に伴い、クラスタ単位でJava、Go、JavaScript、Pythonの言語パッケージのスキャンおよび脆弱(ぜいじゃく)性検出機能を提供する「Advanced Vulnerability insights」の一般提供も開始している。
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