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Terraformにおける変数の使い方 外部ファイルやコマンドで変数を利用するには「AWS」×「Terraform」で学ぶクラウド時代のインフラ管理入門(5)

自動化ツールの一つである「Terraform」について、これから学ぼうという方、使っていきたい方を対象に、Terraformの導入方法や、基本的な使い方を紹介していきます。今回は、Terraformにおける変数の使用方法を解説します。

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 クラウド環境の構築において、インスタンス名やストレージのボリュームサイズを設定するときは、値を直接入力して設定することができます。しかし、複数のインスタンスの設定を変更する場合、関係する全ての値を変更する必要がありますし、変更作業漏れといったミスが発生することも考えられます。

 Terraformを使用する場合、変数で設定値を定義しておき、コードやコマンド上でその変数を参照することで、見栄えも良く、メンテナンス性にも優れる形で、クラウド環境を構築したり運用したりできるようになります。今回は、Terraformにおける変数の概要や使用方法を解説します。

Terraformで変数を使用するには

 まずは簡単な例で使用する際のイメージをつかんでいただければと思います。ここでは、Amazon EC2インスタンスを作成するTerraformのコードを基に変数を使用してみます。

locals {
  instance_name = "example"
}
resource "aws_instance" "example" {
  ami           = "ami-0f9816f78187c68fb"
  instance_type = "t2.micro"
  root_block_device {
    tags = {
      Name = local.instance_name
    }
  }
  tags = {
    Name = local.instance_name
  }
}

 最初にlocalsというブロックが現れました。この中に変数を定義していくわけですが、今回はinstance_nameという名前の変数を定義し、「example」という文字列を設定しています。

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