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20年目を迎えたセキュリティ・キャンプ、輩出された人材に見るその価値激変したIT環境、変わらない学びへの熱意

2004年からセキュリティ人材の発掘、育成を目的に継続してきた「セキュリティ・キャンプ」。コロナ禍でオンライン/ハイブリッド開催を余儀なくされた時も工夫しながら継続し、ついに20年目を迎えた。2023年は久しぶりにオフラインの講義が主体となり、受講生や講師が4泊5日の期間中、顔を突き合わせ、密にコミュニケーションをとれる場が復活した。

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 20年という時間は、人が生まれ、独り立ちするのに十分な時間といえるだろう。

 実にそれだけの期間、セキュリティ人材の発掘、育成を目的に継続してきた取り組みが「セキュリティ・キャンプ」だ。文字通り、情報セキュリティやサイバーセキュリティに興味を抱く若い学生を発掘し、現場の最前線で活躍する講師が講義することで、セキュリティ人材を発掘、育成することを目的にしたプログラムだ。

 今や、毎年8月に4泊5日の合宿形式で行われる「全国大会」に加え、全国各地で実施される「ミニキャンプ」や、より若い層をターゲットにした「ジュニアキャンプ」、過去の修了生も含め、より高度で掘り下げた内容を学んでいく「ネクストキャンプ」など、多様な形で、より幅広い層に教育を実施するようになっている。

 過去には開催母体の変更に加え、「セキュリティ&プログラミングキャンプ」という名称で実施して裾野を広げたり、「専門コース」を設けて1つのテーマを掘り下げて追求するカリキュラムを組んだり、さまざまな試行錯誤を重ねながら続いてきたセキュリティ・キャンプ。コロナ禍でオンライン/ハイブリッド開催を余儀なくされた時も工夫しながら継続し、ついに20年目を迎えた。

DX推進に向け、大きな期待が寄せられるようになったセキュリティ人材

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