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「Terraform」の代替を目指すオープンソースの選択肢「OpenTofu」一般提供開始Terraformでは利用できない機能を実装予定

Linux FoundationはHashiCorpのIaCプロビジョニングツール「Terraform」に代わるオープンソースの選択肢となる「OpenTofu」の一般提供を発表した。

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 Linux Foundationは2024年1月10日(米国時間)、広く使われているHashiCorpのInfrastructure as Code(IaC)プロビジョニングツール「Terraform」に代わるオープンソースの選択肢となる「OpenTofu」の一般提供を発表した。Linux Foundationは、オープンソースソフトウェア(OSS)を通じたイノベーション促進を目指す非営利組織。OpenTofuはLinux Foundationの下で開発プロジェクトを2023年9月に発足し、50人以上の開発者が開発に関わっている。

 OpenTofuのプロジェクトチームによると、「OpenTofuレジストリに関する複数のRFC(Request for Comments)が提出され、10倍高速かつ10倍安価に動作するアーキテクチャが実現した」という。

 一般提供が開始されたのはOpenTofu 1.6で、以下のような機能を備えている。

  • 構成とモジュールの安定性を向上させるための高度なテスト機能
  • 新しい認証方法によるS3状態バックエンドの強化、S3互換ストレージとの互換性の維持
  • 新しいプロバイダーとモジュールレジストリで、シンプルなプルリクエストを介して公開するための合理化したプロセスを提供
  • 何百ものパフォーマンスの強化、バグ修正、その他の改善

 OpenTofuの開発コミュニティーは成長を続けており、数十人の開発者が貢献し、数百人のアクティブなコミュニティーメンバーがいる。このプロジェクトは、Cloudflare、Buildkite、GitLab、Oracleなどの企業後援者やテクノロジーパートナーによってもサポートされている。

 1.6には、できるだけ早くリリースすることと、できるだけ安定してリリースするという2つの目的があったが、次期バージョンのOpenTofu 1.7では、コミュニティーからのリクエストに応える、Terraformには見られない機能を多く導入する方針だ。以下の機能が検討中だという。

  • クライアント側の状態暗号化(規制された環境でのセキュリティの強化に適している)
  • パラメーター化可能なバックエンド、プロバイダー、モジュール
  • 新しいステート、バックエンドのためのプラグインシステムによるサードパーティーの拡張性

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