JetBrains、Scalaで関数型プログラミングを学べるコースを無料公開:練習問題や演習を通じて関数型プログラミングの概念を学べる
JetBrainsは、Scalaで関数型プログラミングの概念を学べるコースを無料公開した。Scalaの特性や構文よりも、関数型プログラミングの概念を理解することに焦点を当てているという。
統合開発環境(IDE)「IntelliJ IDEA」やプログラミング言語「Kotlin」の開発元であるJetBrainsは2024年2月29日(チェコ時間)、同社が提供する学習コミュニティー「JetBrains Academy」において、Scalaで関数型プログラミングの概念を学べるコースを無料公開した。
JetBrains教育研究チームが1年かけて開発に取り組んできたこのコースは、Scalaの基本知識を備えていることを前提としたものだ。Scalaの特性や構文よりも、関数型プログラミングの概念を理解することに焦点を当てている。
同コースを始めるには、JetBrains AcademyプラグインとIntelliJ Scalaプラグインをインストールする必要がある。これらは、IntelliJ IDEAの[Welcome]画面または[Settings | Plugins]からアクセスできる。
両方のプラグインをインストールして、IntelliJ IDEAを再起動すると、[Welcome]画面に[Learn]タブが追加される。[Learn]タブにある[Get Started]をクリックし、JetBrains Marketplaceのコース一覧から「Functional Programming in Scala」コースを選択する。
JetBrainsによると、コースを通じて以下のような関数型プログラミングの概念を学ぶことができるという。
- 関数を第一級オブジェクトとして扱うこと
- パターンマッチ
- オブジェクトの不変性
- ステートメント(文)の代わりに式を使用すること
関数型プログラミングの複雑な概念を理解しやすくするために、コースの内容はトピックごとに分割されている。各トピックには練習問題や演習が含まれており、学んだことを試すことができると、JetBrainsは述べている。
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