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Linux 6.8カーネル採用の「Ubuntu 24.04 LTS」リリース:パフォーマンスエンジニアリング、セキュリティ、開発支援などの機能が強化
Linuxディストリビューション「Ubuntu」の最新版「Ubuntu 24.04 LTS」(開発コードネーム「Noble Numbat」)が公開された。10番目のLTSリリースで、Linux 6.8カーネルを採用している。
Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発を支援するCanonicalは2024年4月25日(米国時間)、「Ubuntu 24.04 LTS」(開発コードネーム「Noble Numbat」)を公開した。
Canonicalの10番目のLTS(長期サポート)リリースであるUbuntu 24.04 LTSは、最新のLinux 6.8カーネルを採用しており、パフォーマンスエンジニアリング、企業セキュリティ、開発支援などの機能が強化されている。
主な機能強化点は以下の通り。
パフォーマンスエンジニアリング
Ubuntu 24.04 LTSで採用されたLinux 6.8カーネルは、システムコール性能の改善、ppc64elでのNested KVMのサポート、新しいbcachefsファイルシステムへのアクセスなどを特徴としている。
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