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マイクロサービスアーキテクチャを検討する際に考慮すべき4つの課題:マイクロサービスか、モノリスか? 選ぶ際のポイント
アプリケーションの設計者や開発者は、マイクロサービスが常に優れた選択肢だと仮定するのではなく、マイクロサービスとモノリスを慎重に選ぶ必要がある。アプリケーションのアーキテクチャを決める際に考慮すべきポイントを整理する。
アプリケーションの設計者や開発者は、マイクロサービスが常に優れた選択肢だと仮定するのではなく、マイクロサービスとモノリスのどちらを選ぶべきかという問題に慎重に取り組む必要がある。既に導入済みのマイクロサービスアプリケーションを評価し、モノリシックアーキテクチャ(モノリス)に切り替えることでコストやパフォーマンスが向上するかどうかを見極めることも重要だ。
マイクロサービスがアプリケーションに適した選択肢かどうかを判断するためのポイントを整理する。
マイクロサービスの問題点
マイクロサービスは、アプリケーションの信頼性と拡張性を向上させることができる。コードベースがモジュール化されるため、開発が容易になる側面があり、個々のマイクロサービスに障害が発生してもアプリケーション全体をダウンさせることはない。
だが、アプリケーションが複雑化する、パフォーマンスが低下する可能性があるなど、マイクロサービスの問題は幾つかある。
インフラのオーバーヘッド
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