ニュース
全文検索エンジン「Elasticsearch」とデータ可視化ツール「Kibana」が再びオープンソースに:ライセンスオプションとして「AGPL」を追加
オランダのElasticは、分散型RESTful検索/分析エンジン「Elasticsearch」とデータ可視化ツール「Kibana」の新たなライセンスオプションとして、数週間以内に「AGPL」(Affero General Public License)を追加する。これにより、ElasticsearchとKibanaは、再びオープンソースになる。
オランダのElasticの創設者でCTO(最高技術責任者)を務めるシャイ・バノン氏は2024年8月30日(オランダ時間)、同社の分散型RESTful検索/分析エンジン「Elasticsearch」とデータ可視化ツール「Kibana」の新たなライセンスオプションとして、数週間以内に「AGPL」(Affero General Public License)を追加すると公式ブログで発表した。これにより、「ElasticsearchとKibanaは、再びオープンソースと呼べるようになる」としている。
両製品が再びオープンソースとなることで、Elasticの社員全員が、「文字通り、興奮して飛び跳ねている」と、バノン氏はブログ記事で喜びを述べている。
再びオープンソースにした理由
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Elasticsearchは新アーキテクチャの実装へ、その他の新機能を含めてElasticのCEOに聞いた
Elasticは2022年10月末、国内でElasticsearchの新アーキテクチャやその他の新機能に関する発表を行った。これらについて、Elastic CEOのアシュ・クルカルニ氏に聞いた。 - トレジャーデータ共同創業者の古橋氏が語る、OSSとビジネスの深い関係
企業が組織としてオープンソース活動にどう取り組むべきかを探る新連載。初回となる今回は、OSSコミュニティー活動とビジネスの関係について、OSSをビジネスに結び付けてきたトレジャーデータの共同創業者、古橋さんへのインタビューをお届けします。 - 2023年に各言語で最も利用されていたオープンソースライセンス OSIが発表
オープンソース推進団体のOpen Source Initiativeはオープンソースライセンス利用動向の調査結果を発表した。