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JetBrains、コーディング特化で「速度と正確さに強み」をうたうLLM「Mellum」を発表 対応プログラミング言語は?JetBrains IDE用プラグイン「AI Assistant」で利用可能に

JetBrainsは、ソフトウェア開発者向けの独自の大規模言語モデル(LLM)「Mellum」を発表した。

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 JetBrainsは2024年10月22日(チェコ時間)、ソフトウェア開発者向けの独自の大規模言語モデル(LLM)「Mellum」を発表した。

 Mellumは現在、JetBrainsの各種IDE(統合開発環境)でAI(人工知能)コーディングアシスタントとして機能するプラグイン「JetBrains AI Assistant」でのみ利用できる。より高速でより賢く、よりコンテキストを意識したコード補完を実現するという。

 Mellumは一般的なLLMとは異なり、コーディングに特化して構築されている。「われわれは、レイテンシを大幅に低減して開発者にほぼ瞬時に提案を行う、より小規模で最適化されたモデルを構築することに重点を置いている。そのためにMellumは、現在出回っている多くのサードパーティー製モデルよりも効率的なものになっている」と、JetBrainsは説明している。

対応するプログラミング言語は?

 Mellumは、既に「Java」「Kotlin」「Python」「Go」「PHP」といった一般的なプログラミング言語のコード補完が可能だ。今後はさらに多くの言語に対応していく予定であり、JetBrainsはこれら以外の言語のコード補完をいち早く利用したい開発者に、アーリーアクセスプログラムへの参加を勧めている。

Mellumのパフォーマンス

 JetBrainsは、MellumによるAI Assistantのパフォーマンス向上効果を以下のように紹介している。

  • コード補完のレイテンシが以前の3分の1に短縮された
  • 補完提案の受け入れ率が約40%となった。これは業界で堅実なベンチマークと考えられている
  • 補完提案のキャンセル率が以前の3分の1〜4分の1に低下した
  • 表示される補完候補の総数が以前と比べて2倍以上に増えた

JetBrains IDEとの深い統合

 Mellumは、速度と正確さに優れているだけでなく、JetBrains IDEとの統合からも恩恵を受けている。クライアント側のIDEとサーバ側のAIロジックのこの相乗効果により、Mellumは各プロジェクトのニーズに合わせて、コンテキストを意識したコードを提案できる。

プライバシー保護への注力

 JetBrainsは常にプライバシー保護に注力しており、Mellumでもこの姿勢を踏襲している。このモデルは、一般に公開され、ライセンスで許可されているコードのみでトレーニングされている。

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