CI/CDパイプラインで知っておくべき「9つの要素」 一般的な記事のおよそ5倍の大ボリュームで解説:基礎知識からメリット、課題、具体例にベストプラクティスまで
TechTargetは「CI/CDパイプラインについて知っておくべきこと」に関する記事を公開した。CI/CDパイプラインとは、近代ソフトウェアのビルド、テスト、リリースの明確な取り組み方法を提供することを目的としてソフトウェア開発のワークフローとツールセットを形式化するものだ。
TechTargetは2024年9月4日(米国時間)、「CI/CDパイプラインについて知っておくべきこと」に関する記事を公開した。CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー、または継続的デプロイ)は、組織の効率を大きく向上させる可能性があるが、実際には多くの要素を考慮する必要がある。
近代のソフトウェア開発の鍵となるのは“スピード”だ。従来のウオーターフォール型の開発モデルでは、プロジェクト全体を一度にリリースする「モノリシック」な方式が主流だったが、現在では迅速な反復を重視した「アジャイル」「DevOps」「継続的インテグレーション」「継続的デリバリー」「継続的デプロイ」などの手法が主流となっている。
各手法にはわずかな違いはあるが、いずれも継続的な反復に重点が置かれており、開発の在り方や効率に大きな変革をもたらしている。これによって、企業は新しい機能やアーキテクチャを低リスク、低コストで試しつつ、市場への投入速度を向上させ、製品を段階的に改善できるようになった。
こうした反復的手法を成功させるには、十分に計画されたパイプラインが不可欠だ。CI/CDパイプラインは、開発サイクルのさまざまなフェーズで複数の反復(イテレーション)を同時にサポートし、開発チーム全体が時間のロスなく機能するように設計されている必要がある。例えば、完成に近いビルドがステージングや本番環境にリリースされている一方で、別のバージョンのテスト、検証が行われており、並行して別のバージョンの初期的な開発が進み、さらに将来的なビルドに向けた設計が進行している、といった具合だ。
本稿では、CI/CDパイプラインについてメリットや課題、ベストプラクティスなどについて詳しく説明する。紹介するのは以下の9項目だ。
- 継続的インテグレーションとは
- 継続的デリバリーとは
- 継続的デプロイメントとは
- CI/CDパイプラインのメリットと課題
- 優れたCI/CDパイプラインを構成する要素とは
- CI/CDパイプラインの各フェーズの役割
- 代表的なCI/CDパイプラインの例
- 一般的なCI/CDパイプライン構築の流れ
- CI/CDパイプラインのベストプラクティス
継続的インテグレーションとは
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