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Windows Server 2025 とDell PowerEdgeサーバが実現する劇的な業務高度化最新OS×最新サーバがもたらす新たなサーバ運用の価値

Microsoftの最新サーバOS「Windows Server 2025 」の発表から約1カ月で工場プリインストール提供を開始したデル・テクノロジーズの「Dell PowerEdge」サーバ。これまでも両者の組み合わせは多くの顧客に新たな価値をもたらしてきた。

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最新サーバで仮想マシンの集約率は劇的に向上

 IT環境の高度化、複雑化によって、サーバにはより高い処理能力が求められる一方、クラウドサービスとの連携や運用負荷の軽減といった要素も求められるようになっている。そうした中、Microsoftの新しいサーバOS「Windows Server 2025 」の一般提供が2024年11月に開始された。それを動かすサーバには、これからどのような特性が求められるのか。

 デル・テクノロジーズはWindows Server 2025 の正式提供(GA)開始に合わせ、「Dell PowerEdgeサーバ」シリーズの幅広いラインアップで同OSへの対応を開始した。同時にOEMラインセンス販売と、Windows Server 2025 の工場プリインストールサーバの販売も開始している。

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デル・テクノロジーズ
インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部
製品本部 シニアプロダクトマネージャー
岡野家和氏

 Windows Server用にDell PowerEdgeサーバを採用するメリットとして、まずはその圧倒的な実績があるという。「あまり知られていませんが、Windows Serverサーバ市場で突出して出荷台数が多いのがデル・テクノロジーズです。毎月約9万5000台のWindows Server用途のDell PowerEdgeサーバを、日本を含む全世界で出荷しています。Microsoftとデル・テクノロジーズの間には、R&D(研究開発)部門、サポート部門、そしてシニアマネジメント層まで、業界屈指のリレーションがあり、このあたりもWindows Server 2025 のスピーディーな提供開始につながっています」。そう話すのは、デル・テクノロジーズの岡野家和氏(インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部 製品本部 シニアプロダクトマネージャー)だ。

 では、Dell PowerEdgeサーバと最新OSとの組み合わせは、どのような価値を顧客にもたらしてくれるのだろうか。

 Windows Server 2025 には、セキュリティの強化やNVMe SSDの性能向上など、Dell PowerEdgeサーバもハードウェアレベルで重視してきた分野での新機能が多く、ハードウェアとOSとの高いシナジー効果が期待できるという。岡野氏が注目ポイントに挙げたのが「GPU(Graphics Processing Unit)パーティショニング」(GPU-P)機能だ。ハイパーバイザーの選択肢の見直しや2025年の「Windows 10」サポート終了を機に、「VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)を中心に、GPUをコスト効率よく活用する新たなWindows Serverベースの仮想化基盤の採用が広がると考えています」(岡野氏)

 ここで同氏がアピールするのがDell PowerEdgeサーバ標準搭載の管理プロセッサ「iDRAC」(アイドラック)だ。高価かつ消費電力も多いGPUの個々の使用率、温度、電力消費をリアルタイムにネイティブ監視できるiDRACのユニークな機能は、「GPUを使うほぼ全てのサーバユーザーさまから高い評価を頂いています」(岡野氏)という。

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Dell PowerEdgeサーバに標準搭載されている管理プロセッサ「iDRAC」は、GPUの個々の使用率、温度、電力消費をネイティブ監視できる(提供:デル・テクノロジーズ)《クリックで拡大》

 また、「Microsoft Windows Admin Center」や「Microsoft System Center」といった管理ソフトウェアとの連携やプラグインも充実させており、ハードウェアレイヤー、OSレイヤー、VM(仮想マシン)レイヤーの統合管理による、システム運用の負荷低減にも継続して注力している。

Windows Server HCIを中心として顧客に新たな価値を提供

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デル・テクノロジーズ
インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部
マイクロソフトソリューション部 ビジネス開発
山野邊 真澄氏

 デル・テクノロジーズは36年以上にわたるMicrosoftとのグローバルなパートナーシップに基づき、「Windows Server 2025 + Dell PowerEdgeサーバ」のシナジーを最大限に発揮することで、今まで以上に大きな価値を企業に提供していく考えだ。その中心に位置するのは、オンプレミス環境のDell PowerEdgeサーバとオンプレミスでの運用、管理が中心となる、経済性と高パフォーマンスを実現する「Windows Server HCI」だ。

 デル・テクノロジーズの山野邊 真澄氏(インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部 マイクロソフトソリューション部 ビジネス開発)は、「デル・テクノロジーズの『Dell Integrated System for Microsoft Azure Stack HCI(AX Node)』は、検証済みのハードウェアでAzure Stack HCI/Hyper-Vを安心、安全にご利用いただけるシンプルなソリューションです。最小2ノード構成からスモールスタートし、最大16ノード構成まで柔軟に拡張できるのがメリットです」と説明し、「Microsoftとデル・テクノロジーズは、『マルチクラウド・バイ・デザイン』をコンセプトとした一貫性を持ったオペレーションを追求する中で、Windows Server HCI、Azure Stack HCIの共同開発に当たっています」と語る。

 実際、デル・テクノロジーズのエンジニアはMicrosoft本社に常駐し、Windows Server HCIとAzure Stack HCIの共同開発、検証を実施する他、世界中で活動するデル・テクノロジーズのMicrosoft MVP(Most Valuable Professional)がAzure Stack HCIのさらなる品質向上など、ブラッシュアップに取り組んでいるという。もちろん、日本でも両社の間には強力なパートナーシップが確立されている。

 日本マイクロソフト本社(東京・品川オフィス)の「DEJIMA(Dell Japan Intel Microsoft Azure)」と呼ばれるデモセンターには、Dell PowerEdgeサーバを基盤とするAX Nodeが設置されており、日本マイクロソフトとデル・テクノロジーズの両社のスペシャリストがデモを交えながら最新情報を紹介しつつ、その機能や実用性を技術とビジネスの両面からデモ、ブリーフィングを提供している。

 一方、東京にあるデル・テクノロジーズ大手町オフィスのカスタマーソリューションセンターにも、Windows Server HCI/Azure Stack HCI専用サーバのクラスタが設置されており、既存の仮想化環境からのマイグレーションおよびAzureのサービス活用に関するPoC(概念実証)が可能だ。遠方の企業はリモートからの接続も可能になっている。

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日本マイクロソフトとの密接な連携で、実機によるデモ、情報提供、PoCを提供できる環境を用意している(提供:デル・テクノロジーズ)《クリックで拡大》

 実際に先日、ある製造業の企業から3D CAD(3次元コンピュータ支援設計)をオンプレミスで使用したいという要望があり、仮想デスクトップサービス「Azure Virtual Desktop for Azure Stack HCI」と、GPUリソースを仮想化によって分割して使えるようになるGPUパーティショニング機能の検証を実施した。このGPUパーティショニングはAzure Stack HCIに搭載されていたもので、注目の機能としてWindows Server 2025 にも追加される。

仮想化基盤のリプレースに向けた絶好のチャンスが到来

 仮想化基盤として「Hyper-V」を提供するWindows ServerやAzure Stack HCIは、既存の仮想化基盤の移行を検討しつつ、ハイブリッドクラウドによる新たなメリットを享受することにも活用できる。

 ある産業機械メーカーは、オンプレミスで運用してきた仮想化環境のハイパーバイザーにEOS(サポート終了)が迫ったのを機に、業務システムのハイブリッドクラウド化を目指して、既存の仮想マシンをデル・テクノロジーズのAX Nodeに移行した。ハイパーバイザーの移行に不安を抱えていたが、DEJIMA、PoCを実施して予想していたよりもGUIの使い勝手が良かったことで、AX Nodeの採用を決めたという。

 「ハイブリッドクラウドやマルチクラウドの一元管理を実現する『Azure Arc』によるシステムの統合監視とともに、Azureのセキュリティサービス『Microsoft Defender for Cloud』を活用したセキュリティ統合監視も実現し、メンテナンス作業の負担低減をはじめ、バックアップの工数削減、パフォーマンス向上、コスト削減できた分を次の投資に充てていけることなど多くの成果を上げています」(山野邊氏)

 これからのサーバ運用を考える上で避けて通れないのが、煩雑になりがちな管理面の負担をいかに軽減できるかだ。この点でデル・テクノロジーズは、インフラ管理ツールの一つである「OMIMSWAC」(OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Center)を用意している。これを使うことで、最新世代のDell PowerEdgeサーバとAX Nodeの一元的な管理が可能になる。先述のGPUパーティショニングの制御や、クラスタごとのアップデート、ソフトウェア更新など各種運用機能にも対応しているという。

 宮崎県宮崎市にあるデル・テクノロジーズの宮崎カスタマーセンターでは、ハイブリッドクラウド環境で利用するDell PowerEdgeサーバをはじめ、デル・テクノロジーズの正社員エンジニアがさまざまな問い合わせに対応している。「Windows Serverのテクニカルサポート担当者は、サーバハードウェアにも精通しているため、原因の切り分けが困難な複雑な問い合わせに関しても、ハードウェアとソフトウェアの両面からシングルポイントで技術支援が可能です」(山野邊氏)

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Dell PowerEdgeサーバは、ハードウェアとソフトウェアの両面からのテクニカルサポートも強み。保守サービス拠点と保守パーツ拠点が充実していることも安心して利用できるポイント(提供:デル・テクノロジーズ)《クリックで拡大》

 加えて日本全国に広がる200カ所超の保守サービス拠点、19カ所の保守パーツ配送拠点、700人を超えるサービスエンジニアなど、安心してDell PowerEdgeサーバを利用できる充実した保守体制も整っていることを特筆しておきたい。

 Windows Server 2025 の正式提供開始を機に、ぜひDX(デジタルトランスフォーメーション)を見据えたプラットフォームの刷新を検討してはいかがだろうか。

 Dell PowerEdgeサーバはWindows Server 2025 のGAからわずか1カ月で対応を開始し、AX Nodeもいよいよ来春にWindows Server 2025 をハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)でサポート予定だ。サポート体制も万全であるデル・テクノロジーズのWindows Serverを安心してご利用いただきたい。

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提供:デル・テクノロジーズ株式会社、日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2025年1月10日

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