画像サイズの一括変更、画面上のテキスト抽出などができるMicrosoft公式の「Windows便利ツール」 最新バージョンが登場:知る人ぞ知る? Windows 95時代からある便利ツール
Microsoftは、Windows用のユーティリティーソフトウェア群「PowerToys」のバージョン0.93をリリースしたと発表した。Windows 95から続く歴史あるこのユーティリティーは、画像リサイズやテキスト抽出、ウィンドウ管理など、多彩な機能を備え業務効率化を支援している。
2025年8月13日(米国時間)、Microsoftは「PowerToys」のバージョン0.93をリリースしたと発表した。
PowerToysは、同社が開発、提供しているユーティリティーソフトウェア群だ。「Windows 95」時代から提供されており、「Windows 10」以降はOSS(オープンソースソフトウェア)として利用できるようになった。
ユーザー要望を反映したUI刷新とは
画像を右クリックで一括リサイズできる「Image Resizer」、画面上の画像や動画の文字を抽出し、コピーできる「Text Extractor」、常に最前面表示といったウィンドウ管理ができる「FancyZones」など日々の業務効率化や操作性の向上に役立つ機能がそろっているのが特徴だ。
バージョン0.93では、ユーザーコミュニティーからのリクエストに基づき、幾つかの変更が加えられた。
ダッシュボードのUI(User Interface)変更
従来のダッシュボードは各ユーティリティーが有効かどうかが分かりにくく、ショートカットを探しにくいという声があったという。そこで、ダッシュボードのデザインを「Windows 11」の設定画面のように変更し「クイック起動」「ショートカット」「ユーティリティーの切り替え」を分離した。これにより、ユーティリティーの状態が分かりやすくなり、ショートカットも見つけやすくなった。
マウスポインタ―に「スポットライトモード」が搭載
「Mouse utilities」を有効にすれば、画面を暗くした状態でカーソルの周辺をハイライトできるようになる。画面共有、録画、PCを操作している間にマウスの位置を明示させたい場合に便利だ。ハイライトの明るさ、色、透明度も調整できる。
変更点は他にも「新しいテストパイプラインの導入」「開発中の動作確認の待ち時間の短縮」「UIテスト範囲の拡大」「開発者向けドキュメントの充実」などがある。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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