Oracle Cloud Infrastructureにも「securitypack」が対応、アイレット:マルチクラウド環境を一貫したポリシーで守る
「Trend Micro Cloud One - Workload Security」のOCI環境での構築などを代行。
アイレットは2025年10月10日、クラウド環境におけるセキュリティ監視サービス「securitypack(セキュリティパック)」がOracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)に対応したと発表した。既に対応しているAmazon Web Services(AWS)、Google Cloudを含めて、マルチクラウド環境で一貫したセキュリティポリシーによる24時間365日のセキュリティ監視を可能にしたという。
管理サーバをクラウド上で提供するトレンドマイクロのクラウド型総合サーバセキュリティサービス「Cloud One - Workload Security」のOCI環境での構築をはじめ、侵入検知、変更監視、セキュリティログ監視のためのルール設定を代行。Cloud One - Workload Securityのルール追加や変更などの設定も代行する。また、アイレットのエンジニアが24時間365日リモートでアラートを監視。アラートが確認された場合、顧客企業が指定した連絡先に報告する。詳細は以下。
アイレットは「100台超の大規模基幹システムのOCI全面移行」などの実績を基に、2025年2月からクラウド活用の総合支援サービス「cloudpack(クラウドパック)」でのOCI取り扱いを開始。securitypackはクラウド環境におけるセキュリティ監視サービスとして2014年にサービスを開始。セキュリティ対策ニーズの高まりに伴う形で導入実績、対応サービスを拡大してきた。
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