セキュリティに優れた18社が「二つ星」認定、IT業界団体の“サイバー格付け”:「一つ星」認定企業も54社
日本IT団体連盟は2026年1月20日、日経500種平均株価構成銘柄を対象とした「日本IT団体連盟サイバーインデックス企業調査2025」の結果を公開した。優れた取り組みが確認できた72社に対し、星を付与する格付けを行った。
一般社団法人日本IT団体連盟(以下、日本IT団体連盟)は2026年1月20日、同連盟に設置されたサイバーセキュリティ委員会の企業評価分科会による調査報告書を公開した。日経500種平均株価構成銘柄の企業を対象に、各社のサイバーセキュリティの取り組み姿勢および情報開示に関する内容を分析したもの。
同調査は、日本IT団体連盟の活動趣旨である「サプライチェーン全体において、企業の社会的責任であるセキュリティレベルの向上」を目指すとともに、民間企業のサイバーセキュリティ対策の情報開示を促進することを目的としている。
分析に当たっては、有価証券報告書やコーポレートガバナンス報告書などの開示情報から、サイバーセキュリティや個人情報保護に関する記載内容を調査した。アンケートへの回答内容や、アタックサーフェス診断ツールを使った調査の結果も踏まえ、企業のサイバーセキュリティへの取り組み姿勢について総合的な分析を行った。
サイバーセキュリティ格付け、「二つ星」認定の18社は?
調査は、2025年7月から9月にかけて実施された。調査対象となったのは、2025年7月1日時点における日経500種平均株価構成銘柄の企業。調査手法には、インターネット調査およびアンケート調査が用いられた。
日本IT団体連盟で調査結果を分析し、優れた取り組み姿勢および情報開示を確認できた企業72社に対し、星を付与する「格付け」を行った。この格付けにおいて、特に優れた取り組み姿勢および情報開示を継続的に確認できた企業18社には「二つ星」が認定された。
二つ星に認定された企業は、以下の通り(五十音順、社名は2026年1月1日時点)。
- SCSK
- 大阪瓦斯(大阪ガス)
- キヤノンマーケティングジャパン
- KDDI
- セコム
- ソフトバンク
- ソフトバンクグループ
- 大日本印刷
- TIS
- TOPPANホールディングス
- トレンドマイクロ
- 日本電気(NEC)
- NTT
- 日鉄ソリューションズ
- 富士通
- 富士フイルムホールディングス
- 日立製作所
- リコー
一つ星認定企業は54社
優れた取り組み姿勢および情報開示が確認できた企業54社については「一つ星」と認定された。一つ星に認定された企業は以下の通り(五十音順、社名は2026年1月1日時点)。
- ANAホールディングス
- 伊藤忠商事
- インターネットイニシアティブ(IIJ)
- エクシオグループ
- SBIホールディングス
- 荏原製作所
- オムロン
- 川崎重工業
- 関西電力
- キヤノン
- 京セラ
- 九州電力
- Sansan
- GMOインターネットグループ
- GMOペイメントゲートウェイ
- JFEホールディングス
- JMDC
- SHIFT
- 住友商事
- セブン&アイ・ホールディングス
- セブン銀行
- 双日
- ソニーグループ
- SOMPOホールディングス
- テクノプロ・ホールディングス
- 中国電力
- 中部電力
- ディー・エヌ・エー
- デンソー
- 電通グループ
- 西日本フィナンシャルホールディングス
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- NIPPON EXPRESSホールディングス
- 日本航空
- 日本製鉄
- 日本郵政
- 野村総合研究所
- パーソルホールディングス
- 博報堂DYホールディングス
- 阪急阪神ホールディングス
- 東日本旅客鉄道
- BIPROGY
- 富士電機
- 北陸電力
- みずほフィナンシャルグループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
- 三井物産
- 三井不動産
- 三越伊勢丹ホールディングス
- 三菱電機
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- LINEヤフー
- 楽天グループ
- リクルートホールディングス
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