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台湾ならではのパーツ、レアモノを掘り起こせ
夏休み企画:台湾買いあさりツアーレポート

加部浩子(@ITクラブ ツアーガイド)
2001/8/11

@ITクラブ ツアーガイドの加部浩子が台湾へご案内

 2001年5月22日は何の日だったか覚えていますか? その日は@ITサイト1周年記念日。それを記念して読者プレゼントを行ったのですが、その記念プレゼントの1つに、「@ITガイドと行く 台湾買い漁りツアー」があったのです。厳正なる抽せんの結果、3名の当せん者が選ばれました。そしてツアーを実行する日が来たのです。ツアー当せん者の3名に@ITガイドを加えた4名が、台風直撃中の台湾(エルドラド)に幻の逸品を探しに行ってきました。もちろん、読者の皆さんにもしっかりプレゼントを買ってきました。本文中にあるプレゼント告知から応募してください。

 「@ITガイドと行く 台湾買いあさりツアー」は、7月中旬に行われました。ちょっと早い夏休みって感じでしょうか。ツアーガイドを務めたのは、営業企画局の加部(私)です。私は台湾に行くのは初めて、アキバにもあまり行ったことがないパーツ音痴です。よくツアーガイドができたものだと自分でも感心しています。しかしツアー参加者にとっては、“都合のいい女”だったようです。買いあさりの邪魔をせず、圧倒的な買い物パワーに押されて必要最小限のことしかいえない(突っ込めない)ところが評価されたのでしょう。

ツアー当せん者の台湾での野望は?

 @ITサイト1周年記念の応募総数約800名の中から、栄えある「@IT台湾PCパーツ買いあさりツアー」の勇者に選ばれたのは以下の3名です。当せん後に@ITに送られた自己紹介文では、各自の意気込みが私にも伝わり頼もしいかぎりでした。なお、参加者の本名は本人の希望により掲載していません。その代わり、ハンドルネームで紹介します。

 台湾で楽しみにしているのは、何をおいても買いあさり! 特に、台湾ローカル商品に興味があります。秋葉原の店頭でマザーボードなどを眺めていると、「日本市場向け」シールなるものを見かけることがあり、それなら「台湾市場向け」もあるのだろうかと期待しています。それから、自作して1年以上たったメインマシンを、今回の“買いあさり”でリニューアルする予定です。
bsubsuさん:台湾歴0回。 現在システム管理者で、1級インターネット旅行情報士の資格を持つ

 これまでPCを6台ぐらい自作しました。使うより組み立てる方が好きなんですね。台湾旅行は、昨年の2月に個人的に行きましたが、あまり時間がなかったため、それほどショップ巡りができませんでした。今回はもう少しゆっくりと見ながら、レアモノを探し出せたらと考えています。
NSUZUKIさん:アキバ通いを欠かさない医薬一筋の研究者

  今回、友人に頼まれたレアモノは数知れず。とにかくお土産も日本にはない“アヤシイモノ”をと考えています。みんなの笑いを30秒間とれる“物体”を見つけることに意欲満々です。怪しいものもおいしいものも大好きです。周囲から「片道で行ってらっしゃい」とか、「キミを殴り倒してオレが行くから」などの圧力にもめげずに、喜びを爆発させています。
souさん:Webマスター半年の見習い中の身。毎日が勉強の日々

■秋葉原はすごいけど、台湾にはまた来たい!

 「台湾もすごいけど、秋葉原もすごい!」 それがツアー終了後の全参加者の感想です。

 台湾の秋葉原と呼ばれている「光華商場」や、その付近のショップをざっと見た感じでは、HDDやCD-R/RWなどのドライブ類、マザーボード、メモリ、ネットワークカードなどのパーツは、日本と同じような品ぞろえでしたし、価格は日本よりも高いものがほとんどでした。

 実際、店員さんに「このCD-RWドライブはいくら?」と聞くと、開口一番に「これ、日本より高いよ」といわれてばかりでした。レアモノなども、これぞと思って手に取ると、日本でも見かけるブツばかりですし、価格も日本とそう変わりません。それでもショップを丹念に探しまわると、ショップの片隅でこれぞといったブツを見つけることができます。

 アキバのすごさを再認識させられると同時に、台湾の魅力にも気付いたツアー参加者は、秋葉原と台湾双方に魅力を感じたようです。

bsubsuさん
 全体の感想ですが、秋葉原はすごい。正直そう思います。市場規模が大きいためか、新製品の発売も日本の方が先ですし、品ぞろえも圧倒的に多く価格も安い。しかし、台湾の物価は日本より安いせいか、処分品の価格はすごかった。日本では買えないようなモノがあったので、買いあさりの結果には大満足です。

souさん
 台湾に産地・発信地としてのユニークな物を求めていましたが、日本と台湾で共有している部分が意外と多いことに驚きました。台湾的な商品に見えても秋葉原で売っていることもあります。その意味で、台湾のユニークさは、当初考えていた半分程度に目減りした気がします。とはいえ、台湾はまだまだエネルギー全開で突っ走っている部分もあり、そこは十分楽しませてもらいました。CD-Rメディア専門店が乱立し、日本では見かけないCDデュプリケーター(CDのコピー装置)を扱う店があったり、ショップでのパーツの並び方が日本と微妙に違ったり、日本では見かけない怪しい小物が多く、その点は予想以上でした。

 それでは、台湾での実際の“買いあさり”がどうだったのか、ツアー日記を公開しましょう(なお、ここからの文章は「である調」でお送りします)。

 
1/3
2 台湾パーツ買いあさりの巻

Index
@ITクラブ 台湾買いあさりツアーレポート
1 ツアー当せん者の台湾での野望は?
  2 台湾パーツ買いあさりの巻
  3 台湾での戦利品を発表!!