Database WatchDatabase Watch 2009年1月版

「そこにORA-600が見える……?」

あなたのオラクル人間度をチェック

加山恵美
2009/1/16

XMLの知識と腕を競うコンテスト

 XMLについての腕試しをしてみるのはいかがでしょうか。International DB2 Users Group(IDUG)が主催する「XMLプログラミング・コンテスト」です。

 このイベントはクイズとコンテストに分かれており、クイズはXMLクイズとXQueryクイズの2種類あります。応募は1人1回のみ。全問正解者には先着で賞品が進呈されます。これは早い者勝ちなので、じっくりと解答を練りつつも早めに挑戦してみてください。

 コンテストの方は、より賞品が豪華です。1位にはMacBook Air、2位にはプレイステーション3です。こちらのコンテストはXMLの特性を生かした実用的かつユニークなXMLアプリケーションを募集しています。応募の受付期間は2月16日までで、受賞候補者は3月6日にプレゼンテーションを行い、最終審査となるようです。

 どんな作品が登場するか、いまから楽しみですね。

2009年はどんな年に?

 あらためて2008年を振り返ると、印象深いのがMySQLの飛躍です。前からMySQLはオープンソースの世界では有名かつ標準的な存在でしたが、2008年はサン・マイクロシステムズとの統合で一気にエンタープライズの世界へ躍り出たという印象があります。まるでイルカが水面からぽーんと飛び上がり、エンタープライズの住人の視界に入ったというイメージです。2009年以降はMySQLはどう発展していくか楽しみです。

 そして2008年といえば、忘れてはならないのが「2008」を冠したマイクロソフトのSQL Server 2008のリリースです。新しいサーバ製品が次々と登場する中、満を持して最後に登場したのがSQL Server 2008です。そして年末には次期版のKilimanjaroの話題が出るようになりました。

 ほかの商用RDBMSも負けていません。オラクルはRDBMSだけではなく、管理製品やミドルウェアまで幅広く拡充しています。2008年10月には品質管理製品「Oracle Application Testing Suite」の本格提供を開始するなど、データベースだけではなくデータベースの周辺をがっちり固めているというイメージがあります。

 IBMでは冒頭で紹介したように、夏にsolidDBが登場しました。RDBMSのDB2だけではなくインメモリデータベースのsolidDBが今後どう発展するか楽しみです。

 XMLデータベースでは、東芝ソリューションが11月に「TX1 V2.3」をリリースし、NeoCoreXMSCyber Luxeonを抱えるサイバーテックは「MDM Master」などXMLデータベースの強みを生かした製品の提供や技術解説などに力を入れています。

◆◆◆

 どの製品も精力的で、今後もますます目が離せません。ではまた来月、お会いしましょう。

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 Index
Database Watch 2008年12月版
データウェアハウス用DBエンジンにもなるPostgreSQL
  Page 1
さらなる高速化、インメモリデータベースsolidDB
来年リリース予定のKilimanjaroはBI機能とOffice連携を強化
オラクル人間が恐れる数字は?
→ Page 2
XMLの知識と腕を競うコンテスト
2009年はどんな年に?


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