“スコット”といえばなんと答える?
2010/2/22
バックアップの工夫いろいろ
同セミナーでバックアップに関する解説に入ると、講師が「どのようにバックアップしていますか?」と会場に挙手を求めました。選択肢は「Data Pumpを含めExport/Importでやる」、「Oracle Recovery Manager(RMAN)でやる」、「ストレージ機器の機能を使う」、「OSコマンド(cp/tar)」、「直接テープへ」などでしたが、回答にはかなりばらつきがありました。バックアップの手法を選ぶ際、データの性質やバックアップの頻度など、条件が多様なので、回答が分かれるのかもしれませんね。
選択肢がいろいろあると悩むものです。オラクルの技術情報ポータルであるOTNのASMページでは、ページ中ごろに「Partner Papers and Best Practices with ASM」と、各種ストレージベンダごとのベストプラクティスをまとめた資料が公開されています。参考にするといいでしょう。
また、講師おすすめツールとしてOracle ORIONが紹介されました。これはOracle Databaseとは独立したストレージI/O測定ツールで、OTNから無償で入手可能です。11g R2以降ならバイナリに含まれているそうです。ディスク性能を把握するのに役立ちます。
セミナーではRMANによるバックアップで効率化を実現するための手法やコツがいろいろと紹介され、聴衆は熱心に耳を傾けていました。実践に役立ついいセミナーでした。
オラクル、クルクル、5年間使ってね
話は変わって、オラクルは1月28日にデータベース活用促進キャンペーンを発表しました。日本国内限定、期間も限定で、いまのところ2月1日から5月31日までとなっています。Oracle Database Enterprise Edition 5年分のライセンスとオプションを、オラクルのパートナーと提供するものです。
名付けて「オラクル安くクル5年クル」
データベース+あのオプションがセットで安価に、日本オラクル(@IT NewsInsight)
http://www.atmarkit.co.jp/news/201001/28/oraclekurukuru.html
このキャンペーン内容よりも「クルクル」と、これまでのオラクルからは想像つかないような響きの軽さでインパクト抜群です。今後オラクルはこのキャンペーンを楽しく推進していくようです。これから「クルクル」という文字をたくさん見かけることになりそうですよ。
11g Platinum 1番乗りの3名発表
最後もオラクルです。オラクルの技術者認定資格「ORACLE MASTER」では、11gのPlatinum試験が2009年9月25日から始まりました。これまでPlatinum試験というと、2日間の実技試験で移行試験はなかったのですが、11gではまず移行試験からリリースされました。11g Platinumの移行試験は1日間の実技試験となります。
そしてついに11g Platinum合格者が出ました。オラクルユニバーシティのWebサイトで1番乗りの3名が発表されています。おめでとうございます!
ではまた来月、お会いしましょう。過去記事もどうぞ!
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